火曜日, 4月 24, 2007

インターネットの普及層レポート

北欧諸国がインターネットの普及率が高いのはメディアでもよく報じられているが、それが社会的、文化的に及ぼす影響等を研究調査している組織WII (World Internet Institute) から新しいレポートが出ている。若者や高学歴層に普及率が高いのは各国共通だが、スウェーデンのインターネットの普及を特徴付けているのは、高齢者と低学歴層への普及が他のヨーロッパ諸国と比較して格段に高いということだとしている。

日曜日, 4月 22, 2007

製品レヴューサイト誕生

インターネットワールドが、製品レヴューの新しいウェブサイト、testfreaks.com についての記事を載せている。ベータ版を早速覗いて見た。デジタルカメラやPCなどの製品が、専門家や消費者、ブログの評価などでランクされている。立ち上げたのは、Kristofer Arwin氏で、米国のValueclickに2004年に買収された製品価格の比較サイトPricerunnerを94年に始めた人物でもある。2006年までPricerunnerに勤め、今年testfreaksを新しい会社Wiral Internet Groupを通じてオープンしたと記事にある。

昨日ストックホルムで開催されたnuStart(シンガポールとスウェーデンの起業を目指すコミュニティー)主催のWeb.2.0コンフェレンスHej!2007で発表されたようだ。

金曜日, 4月 20, 2007

目につく環境と代替エネルギー技術関連の記事

今までも少なくはなかったが、最近、環境と代替エネルギー技術関連の記事がよく目に付く。ちょっと拾って見ただけでも以下の通りだ。

-Volvoがカーレース・シリーズSTCCでバイオエタノールガスE85を使用する。
-SFV(National Property Board)が、HarpsundのエネルギーセンタープロジェクトでNational Energy Globe賞を受賞(チップ、パレット、太陽熱)
-フィンランドのFortumがダーラナのOrsaで風力発電投資
-Ryanairがスウェーデンのバイオ燃料企業へ食指
-農業団体LantmännenがSalaでエタノール工場
-スウェーデン駐在米国大使がスウェーデンの"Clean Tech"企業30社をリストし自国投資企業に紹介
-SKFとScandinavian BiogasがCSR Globe Awardを受賞

2007年5月にはブッシュ大統領とスウェーデンのラインフェルト首相が、二国間で環境とエネルギーの共同研究の契約締結をする予定と、NyTeknikが報じている。

Googleがまたスウェーデン企業を買収

Googleがまたスウェーデン企業を買収したようだ。Marratechというブロードバンドでビデオ会議ができるプログラムを提供している会社だ。IDGの記事によると、元々は1995年にル-レオ工科大學の研究プロジェクト ( Centre for Distance-Spanning Technology (CDT) at Luleå Tekniska Högskola) のために始められたものらしい。売主は、1999年から資本投資しているリスクキャピタルのEmano。


ちょっと調べてみたら、ヨットレースVolvo Ocean Raceに参加したEricsson Racing TeamがMarratechのプログラムをレース中に使用したようで、高品質の画質、音質、グラフィックを駆使したプログラムでチームやサポートスタッフとの連絡や天候等の情報収集、世界の寄港地でクルーと家族との連絡等に使われたという2005年からのニュースがあった。2001年にはヨーロッパのICT賞を受賞している。

火曜日, 4月 17, 2007

企業、団体の固定電話が5年以内に半分になる

2012年には企業や団体雇用者の固定電話の使用率が半分になるとTelenorスウェーデンがプレスリリースで発表している。現在スウェーデンにある雇用者1人以上を持つ35万の企業で、モバイルのみで通信を行なっているのは5%、それが5年以内に50%になるというのだ。言いかえればまだ95%の企業が固定電話を使っているということだ。モバイルのみにすれば企業の通信費がそれによって25%から30%減るという。固定電話の交換システムに変わる同社のモバイル交換システムTelenor Oneを導入すればということなのだろうが、本当にそうなるのかもしれない。

ちなみに他の北欧諸国で、企業の通信に占めるモバイル部分の割合は、フィンランドが65%、ノルウェーが38%、デンマークが35%、スウェーデンが23%だということだ。

土曜日, 4月 14, 2007

世界のTVが見られるLyngboxって何?

Nyteknik.se が、「スウェーデンのTVボックスが世界のTVチャンネルを探す」というタイトルで、今秋発売予定のLyngboxのことを紹介している。技術的なことはとんと分からないが、何でもインターネットを通じて自動的に情報をアップデートするサテライト受信機らしい。

「スウェーデンのサテライト王」と呼ばれているChristian Lyngemark氏がその陰にいると記事にある。同氏が12年前から運営しているLyngsat.comには世界中のネットTVやフリーTV、ラジオの情報が載っている。寄せられるメールや訪問者の多さから手ごたえを感じていたらしい。今回発売されるLyngboxは、ESA, 27M Technologies, Forsway Scandinavia, Swecrownらの企業と共同で開発されたようだ

木曜日, 4月 12, 2007

After Darkの魅力的なステージ

4月11日ストックホルムのユールゴ-デンにあるCirkus劇場で、After Darkのショーを見てきた。なんとも魅力的なステージで、華麗なコスチュームデザインや数々のスウェーデンのポピュラーミュージックが、皮肉とユーモアに溢れる独特の演出で披露されていて、次々と繰り広げられる90分休みなしのステージを十分に堪能することが出来た。

After Darkは、1976年ストックホルムのディスコ、ShazamでChrister LindarwとLasse Flinckmanによって初演されたdrag showで、評判が評判を呼びスウェーデン各地、海外でもマドリッドやサンフランシスコ、バルセロナ、ロンドン等で長期公演を行なっている。最近では、毎年恒例のユーロヴィジョン・ソングコンテストの国内選抜になるメロディーフェスティヴァルに2004年"La Dolce Vita"で、2005年には"Alla har ont"でエンターテイメントとして、また2007年には"När ni tar saken i egna händer" で出場している。

コスチュームデザイン賞や、DN紙のKasperpriset (1979) など各種の賞を獲得している。4月12~28日、5月2~5日にストックホルムで公演される他、ウメオ、エステルスンド、スンスヴァル、マルメなどスウェーデン各地で公演が予定されている。

月曜日, 4月 02, 2007

エイプリルフール記事

DN紙
ブリュッセル発、地球温暖化と夏期休暇時のEU経済の成長鈍化傾向に歯止めをかけるため、EUは休暇の取得が集中する7,8月中の休業を制限する新規則を施行する見込み。この時期に夏の休暇を取りたいスウェーデン人は、4月1日中に休暇庁ホームページwww.eurosemester.se に登録申請する必要がある。加盟27カ国における7,8月中の休暇取得権率は、各国の温室効果ガス排出量と人口数によって計算される。

EUは、労働時間ばかりでなく、休暇時期までもコントロールしようとしている。これは市民一人一人の問題である、と英国EU議会議員ホーリー・デー氏。

Sydsvenskan
飼い犬の糞の処理を促進するため、スコーネで自動糞回収機が設置される。糞100gにつき2クローナの換金券が発行される。自動回収機の写真は記事参照。

NSD紙
ハパランダにオープンしたイケアへの交通量を取り込むため、カーリックス・コミューン (Kalix) は、国道E4上2箇所に高速通過料金所を設ける事にした。地図参照。尚カーリックス市内で買い物をした200クローナ以上の領収書があれば、支払いが免除される。