木曜日, 8月 28, 2008

スウェーデン発写真を売り買いできるサイト


スウェーデンのVästeråsを拠点にしているMostphotosは、写真を売り買いできるソーシャル・メディアだ。9ヶ月前に開設して急成長しているサイトで、現在30万枚の写真がアップロードされている。会員登録の際に、売り手か買い手の選択をするようになっており、写真の販売価格は一枚25ユーロの統一価格になっている。最近、色の傾向で写真を検索できるプログラムが追加された。好みの色をマウスで選択して、右のボックスをクリックすればよい。
見たところ北欧の写真が多いが、会員は100カ国から参加しているらしい。写真の質は高いので見ているだけでも楽しい。

火曜日, 8月 26, 2008

スウェーデン発情報のビジュアル化


スウェーデンのInfvizが、統計資料や会社の業務の流れをデータを元にビジュアル化して、管理をし易くするプログラムを開発している。国内の失業率を地図とグラフで紹介した例や、倉庫等のスペース管理を物の動きで示した例などが同社のラボサイトで見られる。

植物を体系化したカール・フォン・リンネに代表されるように、スウェーデン人は、情報を整理して体系化、システム化するのが得意な国民のようですね。Googleに買収されたTrendalyzerもそうです。


関連ブログ記事 EuromedNetworksの画像分析システム-Picsara

土曜日, 8月 23, 2008

スウェーデン発個人ブランドを売り込むサイト


ベータ版が公開されてから知る人の間では話題になっていたらしい新しいサイト、Lancetown.com は、個人が得意とする分野で自分ブランドを無料で売り込めるソーシャルメディアだ。登録時に産業別分野が選べるようになっており、例えばハンディクラフト・サービス、ホテル・レストラン、家事、事務、IT、広告・メディア、エンターテイメント・文化などのカテゴリーが並んでいる。 このサイトには、以前当ブログでご紹介したことがあるセレブ向けのソーシャル・コミュ二ティー、A Small World の技術担当やCreative Spaceのメンバーらが関わっているようだ。10月15日に正式版が公開される予定。

また、音楽家達の会員団体らがバックアップして、フリーランスのミュージシャン達を雇用に結びつける同様のプラットフォーム作成の動きもある。個人ブランドの確立が大切になってきている。

関連記事 プレスリリース(スウェーデン語)

月曜日, 8月 04, 2008

ノルウェー こんな所に人が住めるとは誰も思わなかった

風光明媚なノルウェーを旅すると、深く入り込んだフィヨルドの海岸縁や岩場の崖ッぷち、急な山肌にポツンと建つ民家や数件の集落が目に入る。 景色を楽しむ旅人の目にはピトレスクで写真の格好の被写体だが、あんな所にも家がある、冬場はさぞかし大変だろうなどと思ってしまう。

ノルウェー・テレビNRKが制作した「こんな所に人が住めるとは誰も思わなかった」(Der ingen skulle tru at nokon kunne bu) と題するドキュメンタリー・シリーズが面白い。住民が去り廃墟となっていたかつての漁村を再生した人々、山岳部の一画を長年一人で開拓し住み続けている人など、ノルウェー各地の人が住めるとは思わなかった6箇所を取材した2007年のドキュメンタリー・シリーズで、ノルウェー人の強靭な精神を見ることが出来る。NRKはインターネットTVサイトを設けているので、ネットで見ることも出来る。言葉はノルウェー語だが、美しい映像を見ているだけでも楽しいし、内要は画像から大体推測できる。

Nyksund in Vesterålen
Heggerusten
Hardanger
Stadlandet
Tinn in Telemark
Geirr Vetti, Skåri in Luster

関連ブログ NRKがBitTrrentoでTV番組配信

日曜日, 8月 03, 2008

スウェーデンの家族形態


7月25日から8月3日までホモ、レスビアン、ゲイなどの人権をアピールする祭典、EuroPride Stockholmが行なわれている。昨日8月2日の土曜日には連日30度を超える記録的な暑さが続いていたストックホルムに久しぶりにまとまった雨が降ったが、Stockholm Pride恒例のパレードは沢山の見物人を沿道に集めて雨の中で行なわれた。 パレードに参加したグループには、ゲイの警察官グループ、ゲイとレスビアンの医師グループ、性転換した人達のグループ、彼らを支持する政党団体、彼らを生んだ誇り高い両親達のグループ等が、思い思いのコスチュームで行進に参加し、沿道の人達の拍手喝采を浴びていた。

スウェーデンの家族形態は、パパ、ママ、子どもという核家族形態から変化し、レインボー家族 (regnbågsfamiljer) と呼ばれているホモやレスビアンカップル+子ども (regnbågsbarn)や、同棲カップル+子ども、再婚カップル+子ども及び連れ子、シングル+子ども等、様々な形態が存在している。 これらの家族関係を表す新しいスウェーデン語、例えば再婚カップルの連れ子はボーナスチャイルド (bonusbarn), 子どもにとって新しい親はボーナス両親 (bonusföräldrar)、連れ子同士の関係はプラスティック兄弟 (plastsyskon)ということになる。 幸せな生き方を求めて実験を繰り返しているスウェーデンの人たち、これからどこへ向おうとしているのだろうか?

関連ブログ記事
あえて独身のまま子どもを作る女性達
スウェーデンのMsウォークマン

金曜日, 8月 01, 2008

スウェーデンの15平米の楽しみ

このブログ記事は小僧comに投稿したものですが、シンクロ出来ないので同じ内容をココに掲載しました。

スウェーデンの住宅の庭先や2万4千島あると言われているストックホルム群島の海岸縁などでよく見かける、フリッゲボーデン (Friggeboden) と呼ばれる可愛い小さな小屋がある。名前の由来は1979年当時住宅大臣であったBirgit Friggebo によって、厄介な建築許可申請なしで10平米までの多目的な小屋を建てても良いという法律が施行されたことによる。2008年1月からはその広さが15平米に拡大されている。屋根の高さが3メートル、隣との距離が4.5メートル離れていなければならない等のルールはあるようだが、比較的自由度が認められており、夏の休み中にフリッゲボーデンを建て、ゲストハウスやサウナ、或いは自然の中での仕事場にしたり、インテリアを新しくしたりして、多くの人が余暇の一時を過ごす自分らしい環境つくりに取り組んでいる。

最近はポーランド等の近隣諸国から住宅の改装や建築を手がける出稼ぎ労働者の手を借りる人も多いようだが、専門家に任せたい向きには、スウェーデンの日刊紙ダーゲンズ・ニーヘーテル紙が、フリッゲボーデンの設計から施工までを引き受けるSommarnojen社の斬新な建築デザインを今日の住宅面で紹介している。

15平米とはいえ、やはり環境のいい所に置くとそこで過ごす気分も違ってくる。お金は掛けなくとも、自然環境の中で出来るだけ多くの人が過ごせるようにという考えなのだと思う。

関連ブログ記事 
スウェーデンの余暇事情
スウェーデンのインテリアを写真で紹介しあうコミュ二ティー
達人が見せるインテリア変身の技