土曜日, 4月 25, 2009

タイラー・ブリュレになるブログ



TweetDeckをバックにして、ファイル共有サイト裁判の記事をまとめて読んでいたら、ピーと着信音がしてTwitterにアップロードされたのが、スウェーデンのブログ界ではよく目についていた男性二人による新しいブログの情報だった。その名も"Being Tyler Brûlé". タイラー・ブリュレ(Tyler Brûlé)といえば、雑誌「Monocle」の編集長で、世界を舞台に活躍している人物。 その人になるブログとはどういう目的のブログなのか、ちょっと気にかかったので、裁判はひとまずおいてこちらを先にご紹介。

火曜日, 4月 14, 2009

北欧各国の育児休業に対する考え方比較


フィンランドのYLE紙のスウェーデン語版に、北欧4カ国の親たちが育児休業をどのように捉え、また誰がどのくらい実際に取得しているかを比較した調査結果が掲載されている。 調査は、スウェーデンのSVT、ノルウェーのNRK、デンマークのDR、フィンランドのYLEが共同でおこなったもの。 上の表は、誰が育児休業を取るべきと考えているかについての調査結果で、表の一番上から、母親、父親、両方が平等に、分からないの順。

スウェーデンの親の66%は、父親と母親が平等に育児休業を取るべきと回答している。フィンランドも54%と高い数字を示しているが、実際に父親が育児休業を取得したのは4カ国中でいちばん低かったと。 その他、ノルウェーが40%、デンマークが48%。

関連リンク
育児休業中のパパ達のブログ


土曜日, 4月 04, 2009

世界最大の個人主義者達

スウェーデンのビジネス紙DIのWeekend版に、「世界最大の個人主義者達 - スウェーデン人は、こうして自由に飢えた一匹狼的国民になった」(Världens största individualister)と題する興味深い記事が掲載されていたのでご紹介。 世界97カ国を対照に、5年毎に行なわれているWorld Values Surveyの調査結果について、Ronald Inglehart社会学教授らによる分析を取り上げながら、スウェーデン人たちが、どのように世界最大の個人主義集団になったかを論じている。
「我々は、病気の親を介護するために自由を諦めたくもなければ、子供を持っているがためにキャリアを諦めたくもない。 自分自身が年老いて病気になった時でも、(子供に)頼る状況には陥りたくない。」 政府が推進してきた自立と平等のための家族政策は、家族のための政策というより、個人の自己実現のための政策であったと。 

個人主義といっても、傲慢を美徳としない"Jante"ルールと、勤勉さを説く宗教、それに愛情への姿勢が、スウェーデン人たちを最大の個人主義集団にしたと。

宗教 (多くがルーテル派プロテスタント) はスウェーデン人たちを勤勉で豊かにしたが、社会福祉の拡大によって、宗教の必要性がなくなった。スウェーデン人達にとっては「愛情イコール自立」で、人間関係は平等を基礎にして築かれる。 個人の幸福を追求するあまり、学校や職場の流動性や離婚率は高く、世界で最も孤独な集団でもあるが、それは否定的なことではない。 

個人主義のパラダイスであると信じられてきたアメリカ社会は、金融危機で露呈したように、社会福祉に不備があり、他国と比べて特に高い自己実現の可能性を与える社会ではなかった。 アメリカンドリームは、夢にすぎないと。

関連リンク
The Dailyshow "The Stockholm Syndrome" 
The Dailyshow "The Stockholm Syndrome Pt.2"

金曜日, 4月 03, 2009

スウェーデンのお天気検索


間もなく復活祭の休み(2009年4月10日~13日)だが、お天気が気になるところ。 今年は、よい天気に恵まれそうだと、ニュースでは報道されているが、南北に長いスウェーデンでは、場所によって気温も違ってくる。 と考えていた矢先に、出ました! スウェーデンのお天気検索 Vackertvader.se。場所を入力して検索すれば、現在と、その後2日間、10日間の天気予報が得られる。24時間ビジネスキャンプから生まれたサービス。

気象情報元は、ノルウェーのNRKMETが共同提供しているオンライン天気予報サービス・サイトyr.noからのもの。

水曜日, 4月 01, 2009

スウェーデンvs ロシア、 Eurovisionを巡る熾烈な戦い

2009年5月にモスクワで開催されるEurovisionソング・コンテストに先立ち、スウェーデンの国内予選であるMelodifestivalenのファイナルが先日行なわれた。 そのスウェーデンTVの放送番組のなかで、余興として組み込まれたロシア関連のショーが、スウェーデンのロシア大使館のお怒りをかい、こちらのメディアでちょっとした話題になっている。 ロシア・マフィアやコザックダンス等が盛り込まれたショーだ。 ファイナルで競われた曲は、通例だとヒットチャートの上位を占めるが、今年はその余興ショーの中で使われた "Tingeling Tingeling" という曲が他の予選参加曲を押さえて1位になっている。 ロシア側も負けじと、そのショーのパロディー版を作っている。 カール12世統治時のスウェーデンが、ポルタヴァの戦いで、ロシアに致命的な敗北をしたシーン等が織り込まれている。

スウェーデン側のショー

ロシア側のパロディー・ショー リンク

関連ブログ
2008年のユーロヴィジョン北欧予選