金曜日, 10月 23, 2009

北欧の探偵、ミステリー小説が熱い

北欧発のミステリー、探偵小説が注目されており、世界の様々な賞を受賞したり候補になったりしている。最近のニュースを拾ってみた。

Stieg Larsson:  "The Girl With The Dragon Tatoo" Anthony Award 2009 Best First Novel, Best First Mystery by Mystery Readers International
舞台となったストックホルム市内のガイド付きツアーが"Millenium Tour"として行なわれている。

Arnaldur Indridason: "The Draining Lake"  The Barry Award 2009 Nomination

Johan Theorin: "Echoes From The Dead" CWA John Creasey (New Blood) Dagger

Henning Mankell: Kurt Wallander警部シリーズで舞台のYstadがツーリズム大賞

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火曜日, 10月 20, 2009

オンライン意見投票の結果をグラフで示すVoter.seが面白い


様々なトピックに対する人々の意見をオンライン上での投票によって集約し、その結果を分かりやすいグラフで示すスウェーデンの新サイト、Voter.seが面白い。
用意されているカテゴリーは、政治、経済、文化、仕事、ウェブ/テクニック、家族、健康、その他の8分野で、投票して結果を見るだけでなく、興味のある話題の投票結果を自分のサイトやブログに貼り付けることもできる。

参考までに上に貼ってみたのは、スウェーデンの学校で選択できる新しい言語学習に関して、どの言語を選択言語に入れるべきかを聞いたもの。投票欄の下にあるオレンジ色のボタンをクリックすれば結果が見られる。中国語は日本語に比べて人気がある。

金曜日, 10月 09, 2009

スウェーデンの電子書籍を図書館で借りてみた


アマゾンのKindleが世界各地から利用できるようになったこともあり、電子書籍への注目が集まっているので、電子書籍事情を調べてみた。 今はまだ発展途上で、いろいろな端末がいろいろな形式で流通しているようで、ただ混乱してしまった。

スウェーデンの電子書籍は、Bonnierförlagen, Natur och Kultur らの出版社によって2000年に設立されたElib ABによってデジタル化され、流通が行なわれている。 読書用のプログラムは標準のEPubも少しふえているようだが、Adobe Digital Edition, Mobipocket, MsReader, Touch & Turn の四種類から選べるようになっている。

便利なのは、住んでいる地域の図書館で借りられる電子書籍を、Elibサイトから直接ダウンロード出来るサービスだ。実際にダウンロードする前にAdobeIDを取得しておき、無料のAdobe Digital Editionをダウンロードし、借りられる電子書籍を選んでクリックするだけ。(但し、図書館の貸し出しカード番号の入力が必要) 貸し出し期間の一週間が過ぎれば自動的にアクセスできなくなる。これなら、図書館に出かけられない人々にも簡単に自宅でアクセスできるので便利だと思った。

尚、北欧文学をボランティアの手でデジタル化している、ルネベリー・プロジェクトで、各種の古典がオンラインで読めるのでのぞいてみよう。

追記: このブログ記事がマガジン航に転載されました。

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