月曜日, 12月 21, 2009

抑圧されている作家やジャーナリストのための著作活動支援

世界各地に自由な著作活動を抑圧されている作家やジャーナリスト達がいる。彼らの言論の自由を守るため、ストックホルムやヨーテボリ、ウプサラなど、北欧を中心にした都市に、これらの作家を一年間招待し、自由に著作活動ができる環境を提供する活動 (Fristadsförfattarna) がSvenska PENICORN (International Cities of Refuge Network) との協力で行なわれている。スウェーデン国内では上記の3都市に、南スウェーデンのマルメが新しく加わると、Sydsvenskan紙が伝えている。

北欧はこういった人権活動をきちんとするのでいつも感心させられる。

日曜日, 12月 13, 2009

ノルウェーが最近目立っている件

スウェーデンが誇るグルーバル企業の人員削減や若者の高い失業率、未だにはっきりしないボルボやサーブの買い手のニュースが流れるスウェーデンを尻目に、オイルマネーで潤う弟分のノルウェーの羽振りのよさが最近目立っているというお話。たとえば:

・スウェーデンの亡き映画監督Ingmar BergmanのFårö島にある住居がノルウェーのIT企業家Hans Gude Gudesenによってオークションで買われ、アートセンターとして公開される予定。関連記事


・音楽シーンではEurovisionでノルウェーが優勝したり、Kings of Convenienceが人気になっている。




・スウェーデンで北朝鮮製のジーンズの発売を取りやめたというニュースが流れていたが、ノルウェーでは "Anti Sweden" というジーンズ・ブランドが人気を得ている。


・Snohetta設計によって新築なったオスロのオペラハウスが数々の賞を受賞している。


・ノルウェー発の文学や映画が話題になっている。


・失業率の高いスウェーデンの若者達がノルウェーで仕事を得ている。またスウェーデン側の国境付近の町が、物価の高いノルウェーからの買い物客でにぎわっている。

 そんな折、スウェーデンのDN紙上では、10年から15年内に実現をめざすノルディック・ユニオン構想(スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、フィンランド、アイスランド連合構想)が持ち上がっている。