日曜日, 9月 30, 2012

映画化された本



本を読んだ後でその本が映画化されると、どんな映画になっているか興味を持って観ることはあるが、映画を見た後で原作の本を読んだことはあまりない。でも北欧で話題になった本がこのところ矢継ぎ早に映画化されているので、最近映画化された本と映画の予告編ビデオをまとめてみた。

上の映画 "Hypnotisören" の原作本は、同タイトルのミステリー小説で日本語では「催眠」として翻訳本が出ている。作者のLars Kepler はペンネームで、実際には Alexandra Coelho Ahndoril & Alexander Ahndoril の二人によって書かれている。映画の方は、「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」などを手がけたLasse Hallström が監督していることでも気になる。



上の映画 "Snabba Cash 2" の原作本は Jens Lapidus によるミステリー "Snabba Cash"。日本語は出ていないが英語の訳本は "Easy Money"



上の映画 "Purge" の原作本は、Sofi Oksanen によるフィンランディア文学賞受賞作 "Puhdistus"。2010年に私のブログでも書いたのでそちらにリンクしておきます。



上の映画 "A Royal Affair" の元になったのは、Per Olov Enquist による "Livläkarens besök"
物語は、精神病を患っていたデンマーク王クリスチャン七世に嫁いだ英国のプリンセスが、国王のドイツ人お抱え医師、Johan Friedrich Struenseeと不義を犯す。国王の名の下、自分の手で数々の法令を書いていた医師Struenseeは、その密通もあばかれて死刑にされるという、実話を元にしたフィクション。英訳本のタイトルは「The Visit of the Royal Physician



ノルウェー映画 Kompani Orheimの原作本はTore Renberg の同名の小説。主人公 Jarle Klepp シリーズ5冊のうちの一冊。YouTubeリンク

関連リンク
映画が予定されている本などについてのDN記事
EUscreen で観る1910-2010年代のフィルム・アーカイブ
スウェーデン映画のオスカー(2010)


火曜日, 9月 25, 2012

スウェーデン発 デジタル・レシート・サービス Kvittar


日本でもレシートをスマホで撮影するだけで確定申告が出来るTaxbirdというサービスができたようだが、スウェーデンで似たようなサービスを提供しているのが Kvittar だ。

違いは消費者側へのレポート・サービスだけでなく、レシートを発行するお店側にデジタル・レシート発行システムを提供しているところだ。

関連リンク




日曜日, 9月 16, 2012

スウェーデンのパッシブハウスを見てきた

南側屋根に取り付けられた26平米のソーラーパネルが先ず目に入った。
年に約3100 kWh電力を供給できる。余剰電力は電気会社に販売できる。
ペンキを塗り替える必要のない外壁材。白樺をイメージしたデザイン。

一階にある居間。照明はすべてLED.

iPad で室内調整できる Compare IT Nordic 社のシステム。

電化されたモダンなキチン。流しの向こう側の窓から光が入る。

一階と二階にあるバスルーム。どちらもシャワーだけでバスタブはなかった。写真は二階。

二階の四部屋の一つ。

主寝室。壁には白樺の壁紙。

庭に面した広い木版テラス。

厚さ25センチぐらいの発砲スティロールが入った木枠の断面。壁の断熱に使われている。発泡スチロールは床下にも使用されているようで、住宅の基礎建築現場に積み上げられているのをよく目にする。


スウェーデンのパッシブハウスが公開されていたので見に行ってきた。Fiskarhedenvillan 製。
床面積193.2平米 (一階96.6平米 二階96.6平米)。

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