木曜日, 1月 30, 2014

コマーシャル付きサービスについて

近くのスーパーマーケットの安売り情報や新しくオープンしたお店の開店セールなど、郵便受けに毎日のようにチラシ広告の束が投げ込まれる。できるだけ安い買い物をするためにこまめにチラシをチェックしている人もいるが、ゴミになるだけなので迷惑がる人が多い。

スウェーデンの住宅の郵便受けによく貼りだされている "Ingen Reklam Tack!" は、これらのチラシ広告投函お断りのサインだ。

このあたりまで原稿を書いてそのままにしていて、今朝のDN紙の文化面を見てびっくりした。チラシ広告お断りの郵便受けの写真と共に、最近ネットで話題になっているコマーシャルを取り上げ、広告の広まり方がソーシャルになって、advertisingから friendvertisingになっているという内容の記事が出ていたからだ。

郵便受けのチラシ広告お断りをイントロに持ってくる発想は同じだが、私の方は消費者側の傾向ではなく、広告を作る側が工夫をしているサービスをいくつか紹介するためのイントロだった。というわけで、その予定ブログの続きを下記に。
 
スウェーデンのスタートアップ Wifog @wifog ) が、コマーシャル付き無料で無制限にモバイルサーフができるサービスを提供している。



この他にも同様のサービス Joors がある。

Tjock.se はスウェーデン最大のメディアグループ会社による男性向けサイトだが、広告を出したい側のプラットフォームを作ればこうなるということなのではないかと思う。Tjock はスウェーデン語で厚いとか太っているとかいう意味だが、各紹介記事に太り具合の数字がキロで示されている。判断基準はよく分からない。

ご存知Spotifyは広告付きなら無料で利用できる。
広告を財源とするスウェーデンの無料新聞Metroが発行されたのは1995年だった。

関連リンク
クラウドソースのストック写真をマーケティングに
スウェーデンの節電コマーシャル


月曜日, 1月 20, 2014

AirtameでPC画面をTVスクリーンに




Indiegogoでキャンペーン中のAirtame がすごいことになっている!

PC画面 (Mac, Windows, Linux) をTVやプロジェクターなどのスクリーンで簡単にワイヤレスで見ることができるデンマーク発のAirtame ( @airtame )

クラウドファンディングで$160000 を目標としていたが、26時間を残す現在既に$1,000,000を超えている。これは欲しいね。


土曜日, 1月 18, 2014

白の世界




 






今朝窓のカーテンを開けると、昨夜からの雪が積もって美しい新雪の景色が目の前に広がった。近くの湖の氷がやっと張ったので、間もなく除雪車が出て湖上の天然スケートリンクが作られるだろう。でもそれを待ちきれない人達がもう氷上を歩いたり、滑ったりしている。

こんな美しい雪景色を見ていると、北欧に白を基調としたインテリアが多いのが解るような気がする。そう言えば、高級住宅街に住む住民達をコミカルに描いた スウェーデンの人気TV番組Solsidanの中で、二人の子供の母親(最新シリーズでは三人目を身籠っている)で女優という設定になっているMickan の家はバルト海の入江を見下ろす高台にあり、インテリアは白ずくめ。スウェーデンの現代社会を風刺した内容もさることながら、インテリアを見るという楽しみもある。まあ、典型を見せることで「ある、ある」という笑いを誘っているのだが。YouTubeにエピソードがアップされているので、興味のある方はご覧になってください。

番組の中では突如作家志望になるMickan、現実でも "Aja baja vita soffan !!" という子供のしつけ用絵本を出すようだ。


関連リンク
冬の一日
スウェーデンのパッシブハウスを見てきた
北欧のインテリア雑誌
スウェーデンのインテリア・ブログ
スウェーデンのインテリアを写真で紹介しあうコミュニティー


金曜日, 1月 17, 2014

気になる北欧Techシーン

最近欧州、特にノルディック地域のスタートアップやTech分野への関心が高まっているようなので、フォローすべきHashtagをまとめてみた。

#SthlmTech
#SwedenTech
#HelsinkiTech
#FinlandTech
#OsloTech
#cphftw
#CphTech
#DenmarkTech
#NordicTech

日曜日, 1月 12, 2014

スウェーデン語のIT関連新語、流行語

Twitterで使われている、なう、わず、だん、うぃるなど英語を元にした日本語の表現があるのと同様、スウェーデン語でも英語から派生したIT関連新語がTwitterのTL上でよく目につく。若い人たちと話している時に耳にする新語や、毎年Språkrådet が発表しているスウェーデン語の新語や流行語のリストから、IT関連のスウェーデン語表現をいくつかピックアップしてみた。

googla/googlade  ググる/その過去形

ogooglebar  ググれない、ググりようがない

skypar/twittrar  スカイプやツイッターをすること

avföljd フォローされなくなること

appar アプリの複数形

hashtaggar ハッシュタグの複数形

pitchar
例えば広告代理店が顧客アカウント獲得のためにプレゼンすることをPitchというがpitcharはそのスウェーデン語版動詞、スタートアップがVCにプレゼンしたり、Kickstarter などのクラウドファンディングにプロジェクトを公開することなどにもPitchar という表現が使われている。

betalskugga
キャッシュレス化が進んでいるスウェーデンでも、ネットが繋がりにくい山岳地域など、モバイルネット決済サービスにアクセス出来ない一部地域を指す。支払いと日陰を組み合わせた造語。

pinna  Pinterestで pinすること

e-sport ネットやゲーム端末でゲームを競うこと

mobilmissbruk  モバイル中毒

selfie  語源と同じ、自分撮り。自分を被写体としてカメラで撮影すること。

nätvandring  夜回りすることをnattvandring というが、それに引っ掛けて若者たちを支援するためにネットを見まわること。

Carpa  「その日を摘め」"Carpe diem" というラテン語から「今を大切に生きよ」

2013年のSpråkrådet による新語リストには日本語のひきこもりも "hikikomori" として入っている。