このブログ記事は小僧comに投稿したものですが、シンクロ出来ないので同じ内容をココに掲載しました。
スウェーデンの住宅の庭先や2万4千島あると言われているストックホルム群島の海岸縁などでよく見かける、フリッゲボーデン (Friggeboden) と呼ばれる可愛い小さな小屋がある。名前の由来は1979年当時住宅大臣であったBirgit Friggebo によって、厄介な建築許可申請なしで10平米までの多目的な小屋を建てても良いという法律が施行されたことによる。2008年1月からはその広さが15平米に拡大されている。屋根の高さが3メートル、隣との距離が4.5メートル離れていなければならない等のルールはあるようだが、比較的自由度が認められており、夏の休み中にフリッゲボーデンを建て、ゲストハウスやサウナ、或いは自然の中での仕事場にしたり、インテリアを新しくしたりして、多くの人が余暇の一時を過ごす自分らしい環境つくりに取り組んでいる。
最近はポーランド等の近隣諸国から住宅の改装や建築を手がける出稼ぎ労働者の手を借りる人も多いようだが、専門家に任せたい向きには、スウェーデンの日刊紙ダーゲンズ・ニーヘーテル紙が、フリッゲボーデンの設計から施工までを引き受けるSommarnojen社の斬新な建築デザインを今日の住宅面で紹介している。
15平米とはいえ、やはり環境のいい所に置くとそこで過ごす気分も違ってくる。お金は掛けなくとも、自然環境の中で出来るだけ多くの人が過ごせるようにという考えなのだと思う。
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