日曜日, 12月 26, 2010

クリスマスクッションを作ってみた



ダーラ馬の模様でクリスマスクッションを作ってみた。以前ダーラナ地方Insjönにあるハンディクラフトスクール、Sätergläntanの講習で自作した刺繍を利用したもの。


上は古いシーツを利用して作り、クリスマスギフトとして夫にプレゼントしたクッション。


プレゼントと言えば、約30年前乗馬好きな夫のために編んであげたセーター。アイスランド馬のように見えるが、作った当時は意識していなかった。


可愛く手作りラッピングされたクリスマスプレゼントを頂きました。

関連リンク
スウェーデンの手作り
スウェーデンの手作り作品販売サイト
Ålandで見つけたステキな手作りショップとガーデンカフェ
アイスランドニットの旅
スウェーデンの編み物展示会

金曜日, 12月 17, 2010

スウェディッシュ・デザインに関する新刊本


スウェディッシュ・デザインの歴史に関する新刊本が2冊出ている。

一冊目はイケアのデザイナーの仕事を紹介した"Ikea the book"で、スウェーデン語と英語版がデザインと建築分野専門の書籍を出版しているArvinius Förlagから出ている。

2冊目はスウェーデンのデザインの歴史についての本"Svensk designhistoria"で、アート、デザイン、建築、写真関連の書籍を出版しているRaster Förlagから出ている。

関連リンク
北欧のデザイン賞
北欧のデザイン賞(2)
ウェディングドレスのデザイナーは誰
ノーベル賞晩餐会ファッション
スウェーデンのインテリアブログ
スウェーデンのテキスタイル・デザインの歴史

木曜日, 12月 09, 2010

老犬の終末期を綴った日記



3匹の愛犬と過ごした家族の日々を、スウェーデンの医師が綴った「セーサル 18歳 - 辛い決断までの日記」(Cesar 18år - Dagbok inför ett svårt beslut) を読んだ。スプリンガースパニエル犬セーサルの最後の5ヶ月の様子や見守る家族の心情が語られている。老犬を持つ、あるいは持つことになる愛犬家にも、ただの犬好きにも参考になる一冊。思わずホロリ。訳してみようかな。

関連リンク
犬の散歩
30年後の文化を予測
電子書籍ベストセラーTop10
Sofi Oksanenのフィンランディア賞受賞作を読む

月曜日, 12月 06, 2010

新聞の新しい読み方、ボニエールのコンセプトNews+

ボニエール(Bonnier)は、2004年に創立200年を迎えたスウェーデン最大のメディアグループである。日刊紙Dagens Nyheter, ビジネス紙Dagens Industri, 夕刊紙Expressen, 書籍出版Albert Bonniers Förlag, オンラインブックストアーAdlibris、映画会社SFTV4、各種雑誌出版など、メディア7部門の関連175社が16カ国で事業を展開している。

インターネットによって大きな変革を迫られている事業ばかりだ。そのボニエールが2009年の12月に雑誌の新しいフォーマットMag+を発表し注目された。紙の雑誌をそのままデジタル化するだけではなく、新しい発想によるデジタル雑誌のプラットフォームを提案したものだ。これまで既に Popular Science+Mama+、インテリア雑誌Sköna hemがMag+のプラットフォームで制作され、アプリも販売されている。

これらの経験を元に約一年後の2010年11月には、ニュースの新しい読み方を提案するコンセプトNews+が発表された。購読者のタブレットに毎日配信されることになるNews+では、紙の新聞でもなく、そのウェブ版でもない、第3の方法を提案している。
News+では、ソーシャル機能はもちろん、リアルタイムの更新、後で読む記事リスト機能、広告と読者を簡単につなぐ機能や編集者の選択によるニュースのより深い分析などが豊富な写真やグラフィック、音声、動画と共に配信される。アプリも販売されるので読者は購読するか、アプリで欲しいコピーをその都度購入するかの選択が出来る。
主要日刊紙のひとつDagens Nyheter紙に載せられた新デジタル新聞DN+に関する記事

iPadは11月30日に北欧諸国でも発売が開始された。News Corp. が iPad新聞 "The Daily" を、またVirginのRichard Branson氏が iPadマガジン "Project" を配信するというニュースが流れているが、News+のコンセプトで制作されたDagens Nyheter紙のデジタル新聞DN+は、先ずiPadへの配信を始め、徐々に他のタブレットにも対応してゆくということだ。タブレットが普及すれば、読者は新しい媒体でのニュース購読にお金を払う用意があるのだろうか。今後の動向に注目してゆきたい。

関連リンク
Video: YouTube Mag+
Video: YouTube Popular Science+
マイコミジャーナル: iPad日刊紙「The Daily」登場か

木曜日, 12月 02, 2010

スウェーデンの地域航空路2

Air Berlinが、11月29日Hanoverからスウェーデン北部のArvidsjaur空港へ週2便の直行便を開始した。人口5千人ほどの町Arvidsjaurにどうして? その訳は、アウディ、ポルシェ、フォルクスワーゲンなどの自動車会社が冬の間凍った湖上で走行テストを行うテストコースがあるからだ。

ドイツ人観光客に人気があるラップランドのエキゾチックな冬の観光拠点にもなり、これまでにもドイツ各地からチャーター便が運航されている。

関連リンク
スウェーデンの空港マップ
CASTT、Center for Automotive System Technologies and Testing
スウェーデンの地域航空路

月曜日, 11月 29, 2010

スウェーデンのGDPが前年比+6.9%も伸びてるって、なんで?

スウェーデンのGDPが前年比で+6.9%も伸びてるとメディアが伝えているけど、どの産業で伸びてるのだろうか?

NyTeknikがこの20年ぐらいの間に世界的に注目を浴びたスウェーデン発の技術系企業Skype, Spotifyなど10社について、何人ぐらい国内で雇用を創出しているかを調べたら、10社全部で千名に満たなかったとレポートしている(記事中の表参照)。じゃ、どの産業がこの数字に貢献しているのかな?科学的な根拠なしに、生活実感だけで探ってみると。

イケアやH&Mなどのグローバル企業はアジアで店舗を増やしているようだし、自動車メーカーのボルボも中国企業に買収された。スウェーデンでの生産も開始されたからやはり、鍵はアジアなのかな。そう言えば、スウェーデン北部の鉱山の町キルナが、中国向けの輸出で儲かっているようだ。町の地下の鉱脈を掘りすぎて陥没のおそれがあるので、町ごと移転する最初の事業が始まったと今夕のTVが伝えている

我が家の周辺を見回しただけでも新築住宅がたくさん建築中だ。金利が低いのでマイホーム資金が借りやすくなっているのだろう。
今年は雪も早く積もって、スキーリゾートが賑わいそうだ。ツーリズムが夏も冬も観光客を呼び込んでいる。スウェーデンの若者がノルウェーで仕事を得、ノルウェーの年金生活者が物価の安いスウェーデンで買物をしている。

そう言えば産業大臣が、これからはデザイン、映画、ファッション、ハンディクラフトなどのクリアティブ産業だと言っているのをどこかで読んだ。売り込み先は、ギリシャやアイルランドやポルトガルなど経済問題を抱えるヨーロッパではなく、やはりアジア向けなのかな。とにかく、一時期ほど百人、千人単位の大規模な企業の雇用削減のニュースを聞かなくなった。ポニーテールにピアスの蔵相の手腕かな。

関連リンク
DI紙記事

日曜日, 11月 28, 2010

ナポリのごみをノルウェーとスウェーデンが買い取り交渉

イタリアのナポリで処理されず放置されているゴミを、ノルウェーとスウェーデンが一トン90ユーロで20万トン買取る交渉をしていると両国のメディアが伝えている

イタリアにとってはごみ処理問題の解決にもなるし、去年同様寒い冬になりそうな北欧の国々にとっては、焼却場から出る熱を家庭に供給するのに役立ち一挙両得ということらしい。

月曜日, 11月 22, 2010

電子書籍ベストセラーTop20

FUTUReBOOKが電子書籍のTop20ベストセラーリストを出している。Stieg Larssonが相変わらず上位に入っているが、ノルウェーのJo Nesboの2作品が入っているので資料を集めてみた。邦訳は2000年にノルウェーのベストセラー賞を受賞したThe Redbreastがコマドリの賭けとしてランダムハウス講談社文庫から出ている。





英語で読む北欧文学


関連リンク
北欧のミステリー文学関連サイト
ノルウェー
フィンランド
デンマーク
スウェーデン

金曜日, 11月 19, 2010

日本のガラパゴス現象について逆取材される

Voyager Japanのオンラインマガジン、"マガジン航"の記事の取材のため、スウェーデン作家協会のオンデマンド出版サービスDejavubok.sePublit.seを訪問した際、余談で日本のガラパゴスや自炊について説明したところ、その話題がPublitのブログに載せられました。出筆者の了解を得て、ここに日本語訳を紹介します。

電子書籍が少ない?自分で作ろう!

先週、PublitとDejavobok(オフィスを共有)に、日本とスウェーデンのジャーナリストで日本のオンラインマガジン航のために電子書籍やPOD(オンデマンド出版)分野を取材しているアカネエンストロムの訪問を受けた。
(ジャーナリストではないけどまあいいか。)

マガジン航は数年前から既にPublitに注目していた最初の外国のニュースサイトの一つで、我々としては特に嬉しいことだった。当時はオンデマンド出版に焦点を当て、今回は電子書籍に関する取材を受けた。
(以前私のブログで取り上げたのと混同しているのだろう。)

日本ではこの分野の発展が進んでいると聞いていたが実際どの程度進んでいるのか知られていない。アカネから日本のいわゆる「ガラパゴス現象」について話を聞けたのは非常に面白かった。日本の技術がしばしば特異に発展しすぎて、日本国内でのみ機能する状況を表現するときに使われる言葉だ。(チャールズ・ダーウィンがガラパゴスで発見した鳥類のように、他の地域では見られない特異な進化を遂げたもの)。シャープは、ゴーグルなしで3Dが見られる最新携帯端末をガラパゴスと命名している。
(電子書籍端末もガラパゴス。)

もっと面白いのは「自炊」と呼ばれるホームメイドを意味する日本の読書愛好家による動きだ。電子書籍としてまだ商業ベースに乗っていない古い印刷本がどんどんデジタル化されている。リサーチ会社Macromillが今年初めに行った調査によると、日本の300名のiPadユーザーの内、60名が本をスキャンしたことがあり、別の90名が興味を持っている。まだ疑ってる?大きな動きがある事を裏付けるいくつかの数字をあげてみよう。富士通グループは今年6月、前月より倍の両面スキャナーを売り上げたと報告している。アマゾンは6月に4月の倍のスキャナーを売り、電機販売チェーンヨドバシカメラでは、本を安くスキャンしてデジタル化するデモンストレーションを店で行っている。また、スキャンサービスを提供しているJissenでは、毎日千から五千冊の本をスキャンしているという。

これからは本をスキャンすることが益々簡単で、しかも早く出来るようになるということだ。東京大学の技術ラボ、石川小室研究室の研究者によるデモ参照。

関連リンク
マガジン航への記事
スウェーデン作家協会のオンデマンド出版サービス
ヨーテボリ・ブックフェアへのブックバス
北欧から見たヨーロッパ電子書籍事情
Publit Blog: Big in Japan

水曜日, 11月 10, 2010

ノルウェーの本屋さんによる文学賞2010候補作

ノルウェーの書籍販売業団体 Bokhandlerforeningen が毎年授与している文学賞(Bokhandlerprisen)の2010年候補作が発表されている。受賞者発表は11月30日 Litteraturhusetで行われる。



YouTubeビデオに出てくるオスロの本屋Librisは、ノルウェーに127店舗を持つ最大のブックストアーチェーンで、オスロ店(Google Map)は2009年にオープンした。

関連リンク
Bokhandlerforeningen Facebookのページ
スウェーデンの文学賞アウグスト賞2010年候補作
Sofi Oksanenのフィンランディア文学賞受賞作を読む

土曜日, 11月 06, 2010

今スウェーデンでメディアを騒がしている話題の本

11月4日に発売されたスウェーデン国王(Carl XVI Gustaf) についての新しい本 "Den Motvillige Monarken" (不本意な君主の意) がメディアで話題になっている。今まで知られなかった国王のプライベートな生活を紹介したということだが、メディアが特に女性問題などを取り上げて報道している所為で本への関心も高く、最初の2万冊が一日で完売したらしい。今増刷中。電子書籍も出ていて、販売元がこちらは売り切れなしとそのメリットを宣伝している。

著者のThomas Sjöberg氏は、ジャーナリスト作家で以前にはイケアの創業者Ingvar Kampradについての本も書いている。DN紙がネットTVで著者へのインタビュー動画を流している。インタビューの場所は 水上のボートハウスのようだが、著者の自宅だろうか?  話は逸れるが、モダンなインテリアのこういったボートハウスも水辺の多いスウェーデンでは人気がある。

土曜日, 10月 30, 2010

9000人のスウェーデンの母親達へのアンケート


十一万八千人の登録会員を持つママたちのウェブサイト、Familieliv.se が、2010年6月10日から8月10日の2ヶ月間、スウェーデンの母親を対象に行ったアンケート調査の結果をそのレポート "Sverige Mamma 2010" にまとめている。

無差別に選んだ3万5千人にアンケートが送られ、回答のあった一万人から九千九十二人の母親の回答を摘出してまとめたもの。

ブログなどで話題になっているのが、家庭に入りたい母親が増えているという結果。80年代生まれの女性たちは一歩後退して専業主婦を将来の理想モデルとし、女性の全国組織Haroの会長はスウェーデンの平等政策は時代遅れであると主張している。

常に一歩先を進んできたスウェーデンの女性達が今求めているのは、子供たちのために時間を割ける安らぎの家庭生活という本音。

関連リンク
北欧各国の育児休業に対する考え方比較
育児休業中のパパたちのブログ

金曜日, 10月 22, 2010

ノルウェーの図書館による電子書籍貸出プロジェクト

ノルウェーのBuskerud County, DrammenにあるPapirbreddenは、古い工業地域が再開発され2007年に正式オープンした知識集約型のサイエンスパークである。その一角にあるDrammensbibliotekには、地域の公共図書館、大学図書館、ビジネススクール図書館など性格の異なる三つの図書館がひとつの建物に集められている。そこで、ノルウェーのナショナルプロジェクトとして図書館の電子書籍と読書用端末の貸出プロジェクト(@ebok_i_bib)が進められている。

ノルウェー放送NRKのネットTVが貸出プロジェクト開始の様子を映像で伝えている。

関連リンク
Drammensbibliotekサイト
Drammen Library Wikipedia
北欧の電子書籍関連リンク
スウェーデンの電子書籍を図書館で借りてみた
デンマークの図書館によるオーディオブック・ストリーミングサービス

月曜日, 10月 18, 2010

スウェーデンの文学賞アウグスト賞2010年候補作

2010年アウグスト賞(The August Prize)の候補作品が今日当地時間12時15分に発表される。文学賞、ノンフィクション賞、児童/青少年文学賞の三部門の受賞作の発表と授賞式は11月22日ストックホルムのコンサートホールで行なわれる。

関連リンク
スウェーデンの文学賞
Adlibrisオンラインブックストアー

火曜日, 10月 12, 2010

Sofi Oksanenのフィンランディア文学賞受賞作を読む

2008年フィンランディア文学賞、2010年Nordic Council文学賞を受賞したSofi Oksanenの"Puhdistus"を読んだ。(英訳タイトル"Purge" スウェーデン語タイトル"Utrensning" 日本語訳は出ていないが「粛清」の意味。)

ヨーロッパに住んでいると、かつて鉄のカーテンの向こう側で起こっていたことを個人の体験談として旅行先のガイドさんや知人、あるいはスウェーデンにたどり着いて今はこの国に住んでいる人々などから未だに聞くことがある。この作品はフィクションだが、第二次世界大戦、冷戦、チェルノブイリ事故、90年代のエストニアと異なる時代背景の中で、ある家族の人生の記憶をランダムに交錯させながら物語が語られてゆく。話を聞いて想像していた向こう側の世界がこの作品の中で具現化している。

愛情、貧困、政治、恐怖、人身売買、語られているテーマは暗くて重いが、高品質なミステリーとして読むことも出来る。畳み掛ける劇的な幕切れが印象的。日本語訳が出ることを期待している。

関連リンク
Sofi Oksanen Wikipedia

木曜日, 10月 07, 2010

ノーベル文学賞を占うキツネザル


2010年のノーベル文学賞を誰が受賞するか、スウェーデンの日刊紙DNがサッカーのタコ占いを真似て、ストックホルムのスカンセン動物園にいるキツネザルに予想させている。題して「本年度ノーベル文学賞受賞者をめぐるワイルド・ゲーム」。発表は今日7日、当地時間13:00予定。

関連リンク
ノーベル賞授賞式ライブ(2008)

水曜日, 9月 22, 2010

犬の散歩

犬の散歩をお手伝いすることになった。体長一メートルぐらいの中型犬二匹。体が大きい割に気が小さいプルートと人なつっこいリディアに引っ張られて、今日は草むらに大の字に転けてしまった。私の手をすり抜けて、プルートが一目散に駆け去って何処へ行くのかと思ったら家に戻っていた。散歩に出かけたくない理由があったらしい。犬の心理を勉強しなくては。




自然に溶ける素材を使ったTikspacという犬の糞回収袋。犬の散歩道沿いに大抵備え付けられている。回収した糞は下のようなゴミ箱へ捨てる。

土曜日, 9月 18, 2010

スウェーデンの各種音声サービス

スウェーデンの音声に関わるサービスのニュースがいくつか目に付いたのでまとめてみた。

1. 出版最大手のBonnierがIrisと協力してオーディオブックのストリーミング・サービスLaudio.seを始めた。


2. 音楽のストリーミング配信をしているSpotifyオーディオノベルのストリーミングを始めた。

3. サイトの音声読み上げサービスを提供しているReadspeakerと音声自動合成システムのAcapelaが提携したというニュース。どういう新しい仕事をするのか、詳細は発表されていなかったので今後に注目。

尚オーディオ本のウェブや携帯へのストリーミングサービスはStorytelが既に提供している。

関連リンク
音に関わるビジネス
デンマークの図書館によるオーディオブック・ストリーミングサービス
WiMP: ノルウェーのspotify 音楽ストリーミングサービス
ljudboken.se オーディオブックの販売サイト
radiofy.se

火曜日, 9月 07, 2010

SNS + Story = eBook




北欧発のソーシャルネットワーク Stardoll (@stardoll) は、ファッションやセレブに興味をもつ女の子たちを対象にした世界最大級のSNSだが、世界最大の出版社ランダムハウスのライターと協力して "Mortal Kiss" というストーリーを制作し電子書籍としてStardollサイト上で9月6日から8週間にわたりシリーズで公開している。

出版社のライターが物語の登場人物を描き、SNSのプログラマーやデザイナーがそれに合わせてイラストや背景を仮想世界に作成し、SNSの会員も登場人物のファッションなどを作れるという電子書籍の新しい試みが行われている。

北欧発の世界的サービスのいいところのひとつは言葉の選択が出来るサービスがよく付いていることだが、日本語は例によって含まれていない。



関連リンク

土曜日, 8月 21, 2010

北欧の電子書籍関連リンク集

Sweden
スウェーデンの電子書籍出版Elib
Elibの図書館での電子書籍貸出システム
スウェーデンのオンライン書店Adlibrisの電子書籍ページ
スウェーデンのオンライン書店Bokusの電子書籍ページ
スウェーデンの図書館の電子書籍サービスサイト e-bibliotek.se
スウェーデンの書籍販売業界ウェブサイト svb.se
Bonnier Mag+
スウェーデン作家協会のオンデマンド電子書籍サービス Dejavubok.se
本のソーシャルコミュニティー・サイト bok.nu
電子書籍のフォーラム Surfplatta.com
電子書籍を話題にしたスウェーデンのブログへのリンク (Knuff.se)
ヨーテボリ(スウェーデン)国際ブックフェアー
Kulturrådet: Swedish Arts Council

Denmark
デンマークの電子図書館サイト: Open Library Strategy e-bibliotek.nu
デンマークの電子書籍ストアー ebookstore.ebog.dk
デンマークの電子書籍ポータル Riidr.dk
デンマーク図書館グループのオーディオブック・ストリーミングサービス
Publizon 電子書籍制作
Denmark´s Electronic Research Library (DEFF)
Copenhagen Library
Library search in Denmark
Kunststyrelsen: The Danish Arts Agency
出版社GyldendalのeBookサイト
デンマークの出版業サイト BogMarkedet

Norway
ノルウェーの電子書籍ストアー digitalbok.no
ノルウェーの図書館の電子書籍貸出サービス Elån
ノルウェーの出版書籍データサイト bokdatabasen.no
ノルウェーの出版産業界ウェブサイト bokogsamfunn.no
ノルウェー国立図書館の書籍電子化プロジェクト Bokhylla.no
ノルウェー出版社協会 Norwegian Publishers Association
ノルウェーの電子書籍関連リンク情報
NORLA: Norwegian Literature Abroad, Fiction & Nonfiction

Finland
フィンランドの書籍関連情報サイト Books from Finland
フィンランドの電子書籍ストアー ellibs.fi, ellibs.com
フィンランドの電子書籍ストアー eLibris.fi
Ellibsの図書館での電子書籍サービス
フィンランド出版社協会 Finnish Book Publishers Association
Finnish Literature Exchange FILI
Finnsih Literature Society SKS
Libraries.fi
The National Digital Library, Finland

Iceland
The Icelandic Literature Fund


関連リンク
マガジン航「北欧から見たヨーロッパ電子書籍事情
My Google Bookmarks on eBooks
My YouTube Playlist "Books"

日曜日, 8月 15, 2010

ストックホルムの世界一長いブックマーケット

ストックホルム・カルチャーフェスティヴァル(2010年8月10~15日)の一環で毎年開催されているドロットニング通りのブックマーケットが今年二十年目を迎える。「世界一長いブックマーケット」と銘打って、市内の中心部を貫く歩行者通りに並べた卓上に、新旧の本が詰まったダンボールが並べられる。

私がこれまでに見つけた古本の中でお気に入りの一冊は、スウェーデンの東インド会社の歴史を綴った Tore Frängsmyr "Ostindiska Kompaniet"。





電子書籍の時代になるのは必然だが、こういうマーケットは続いてほしい気がする。

関連リンク
YouTube "The longest book market"

水曜日, 8月 04, 2010

デンマークの図書館によるオーディオブック・ストリーミングサービス


SpotifyRdioのように音楽のストリーミング・サービスがあるなら、オーディオブックのストリーミング・サービスがあってもおかしくないと思っていたら出ました。NETLYDBOG.DK  しかも、デンマークの図書館グループから。

マイクロソフトのオーディオフォーマット (WMA) でPC (XP, Vista, Window 7) へダウンロードし30日間利用出来る。ストリーミングはMacでもOK. 今年年末までには千タイトルアップ予定で、My Pageやレビューの共有機能もある。

関連リンク
音に関わるビジネス
スウェーデン発 "Make a thank you movie!"  の背景
Radio Sweden Int´l Postcast RSS feedで聴く

土曜日, 7月 31, 2010

休暇の過ごし方 - ラジオの長寿番組

TwitterのTLを見ていても、北欧では今たくさんの人達が夏の休暇に入っていることが分かる。五週間目一杯使ってサマーハウスで過ごす人や、海外へ旅行する人など様々だが、ラジオスウェーデンp1に"Sommar"(夏)という、多くの人達が夏に聴くのを楽しみにしている長寿番組がある。6月から8月にかけて2ヶ月間毎日違う話し手を迎えて放送される。1959年に始まり今年で50年になるそうだ。

各界の有名人はもとより、様々な職業を持つ人達が自分の生き方や考えを、好きな音楽を交えながら自分の言葉で語る一時間半の番組だ。2010年の話し手の中には、Kindle初のミリオンセラー作家となったStieg LarssonのライフパートナーであったEva Gabrielssonや、"Idol"で勝ち残って歌手デビューしたDarin Zanyarなどが含まれる。

ネットが普及しても、群島や田舎のサマーハウスで聴くのは人気のラジオ番組ということのようだ。(というか、ネットでも、Poddradioでも、MP3ダウンロードしても、iPhoneアプリでも聴けるので、選択肢は昔より増えている。)

関連リンク
スウェーデン余暇事情

日曜日, 7月 25, 2010

Google Books の My Library が使える


Google Books の My library がいつの間にか使いやすくなっている。目に留まった本や新しく出た興味ある本などをメモしておくときに、今まではBookmarkを使っていたが、My libraryを利用して、読書予定リストに入れることができる。

自分の本棚を作ったり、読んだ本の書評を友達と共有あるいは公開することも出来、ネット上で本のメモ代わりに使えば便利かも。

水曜日, 7月 14, 2010

Twitnovelsにテスト投稿してみた

新しい小説投稿サイトtwitnovelsにテスト投稿してみた。

読者としてtwitnovelsに投稿された小説を読むだけでなく、800字以内でプロローグを投稿すれば、その続きを別の誰かが描いてくれるかもしれないという、小説をソーシャルにするサイト。

テスト投稿の構想としては、北欧の小島に建つ古い家を改装したB&Bに様々な経歴や理由や動機をもつ人々が興味を持ち、夢の旅をする。その夢の旅人の部分の投稿を期待してプロローグを投稿したのですが、さて、これからどうなるでしょうか。

よければ続きを投稿してみてください。最終的には、日本の瀬戸内海の小島あたりに別の夢追い館をみんなで始めるみたいなことになれば面白いかと。しかし、ストーリーは皆様の投稿次第で予期せぬ展開をというのも面白いですね。

Twitterアカウントでサインイン、@twitnovels#twitnovelsでもフォローできます。

木曜日, 6月 24, 2010

ソーシャルな奨学金制度 Flattr

ライブドアがブログ奨学金制度を始めるというニュースを少し前に読んだ。

Flattr は、ネット上の様々なメディアを通じ情報発信している人たちを応援しようという考えは同じだが、それをソーシャルにしようと試みている。創設者はファイル共有サイトで一時は多くの利用者の共感を集めたPirate Bayの創設者、Peter Sunde他。ネットワークにどれだけ人を集められるかが鍵だと思うが、Pirate Bayほど認知されるだろうか。

個人的には、Twitterを使ってお勧めすることで支払うクチコミマーケティングとでも言おうか、Pay with a Tweet の方が可能性があるのではないかと思っているが、さて、どうなるか。もはや"フリー"ではなく、いかにソーシャルにお金を払ってもらうかに焦点が移っているようだ。


関連リンク
ArcticStartupのFlattrについての記事

金曜日, 6月 11, 2010

スウェーデン総選挙関連サイト


2010年9月19日に投票が行われるスウェーデンの総選挙(Riksdagsval2010)に向けて、政党や政党間の政策をまとめてみようかと思っていたら、Googleスウェーデンが専用サイトを作ってくれた。Google Newsや各政党のYouTubeチャンネルもここでリンクされている。

この他政治ブログを集めたポータルやTwitter上の政治家ブログなど、関連サイトを集めてみた。
Twixdagen
Politikerkollen
Politikerbloggen.se (@PolBlogg)
Makthavare.se
Bloggitik
Politometern
@SR_valet2010
@SR_Nyheter_Red/sr-valsajter-2010
Newsmill

関連記事
EU議会選挙とスウェーデン
政治を語るゴットランド島の一週間

水曜日, 6月 09, 2010

共同買い付けサイト Let´s deal


Let's deal from Let's deal on Vimeo.

Letsdeal.se という新しい共同買い付けが出来るサイトのアイデアが面白いのでご紹介。

ストックホルム地域の商店、企業、イベントなどが、一日一商品をお買い得情報としてこのサイトで紹介し、一定の数が集まればオファーされた商品やサービスなどの値段で取引が成立するというシステム。気に入った買い物情報を友達などに伝達して数を集め、いわば共同買い付けするシステム。

それにしても、よくいろいろ考えつくなーと感心する。

関連サイト
オンライン・ショッピング

日曜日, 6月 06, 2010

アイスランド・ニットの旅


アイスランドのレイキャビックでニットアート・フェスティバルLoops が6月17日~7月4日まで開催される。ノルディック・ニットの伝統と新しいニットアート・デザインが、展示会、ワークショップ、講演、マーケットなどを通じて紹介されるものだが、これに連動してKnitting Iceland が、数種類のアイスランド・ニットのツアーを企画している。

ウールの生産地域やテキスタイル・ミュージアム訪問、それにアイスランドの自然を組み合わせて楽しめるように企画されたツアーで、すでに予約がいっぱいになっているものもあるが、編み物好きにはたまらない魅力的なツアーになっている。

また、6月24~25日には、Northwest Iceland のBlönduósにある Icelandic Textile Center でニットの講習も開かれる。

関連リンク
Inspired by Iceland

月曜日, 5月 31, 2010

ウェディングドレスのデザイナーは誰?

6月19日に予定されているスウェーデンのヴィクトリア王女の結婚式で、誰がデザインしたウェディングドレスを王女が着られるか、当日までは秘密にされているそうだが、メディアでは何人かのスウェーデン人デザイナーの名前があげられている。

Pär Engsheden (正解)
Lars Wallin
Göran Alfredsson
Anna Holtblad

ストックホルムの王宮地下にあるLivrustkammarenでは、歴代の王様の結婚式衣装の展示が、10月3日まで開催されている。

関連リンク
ロイヤル・ウェディング
スウェーデンファッションの切手
スウェーデン・ファッション
スウェーデンのテキスタイル・デザインの歴史

金曜日, 5月 14, 2010

スウェーデンの新道路標識に手工芸や産地直売


上はスウェーデンの道路標識に新しく加えられた4つのサイン。左から、地方の牧場や農場などで生産された製品を直売している産地直売店 (Gårdsbutik) が近いことを示すサイン。買い物用カートの絵柄はショッピングエリア、そして各種手工芸品が制作されている工房などがあることを示すサイン、一番右はスパイクタイヤ使用禁止の標識。

スウェーデンの手つくりに興味のある人には有り難い標識ができた。生産地にとっては観光客を呼び込む助けにもなりそうだ。産地直売店には素朴なカフェが併設されていることが多いので、ドライブの途中に寄ってみよう。

関連リンク
スウェーデンの手つくり

水曜日, 5月 12, 2010

GoogleのText-to-speechで北欧の言語を聴く


Google翻訳に、"Text-to-speech"という、翻訳されたテキストを耳で聴く新しい機能が追加された。新しく追加された言語の中に、スウェーデン語、ノルウェー語、デンマーク語、フィンランド語、アイスランド語も入っているので、早速試してみた。

翻訳されたテキストの前にあるスピーカーマークをクリックして聴く。

関連リンク
音に関わるビジネス

火曜日, 5月 04, 2010

Googleが投資した会社とは

Google Venturesが投資したというマサチューセット、Cambridge に拠点を置くRecorded Future は、実は2007年にTibcoに買収されたSpotfireのスウェーデン人創設者によって創設された会社だとComputer Sweden が報じている。



大手に買収されるスウェーデンなど北欧のスタートアップは多い。鍵は独創性、技術力、国際性かな。

関連リンク
Googleが買収したTrendalyzerとは 2007
Googleがまたスウェーデン企業を買収 2007

土曜日, 5月 01, 2010

早春のSigtuna

早春のSigtunaをスライドにしてみた。


茶色の趣きのある古い建物は、美味しい手つくりケーキが味わえるカフェ、Tant Brun. スウェーデンの絵本作家エルサベスコフ (Elsa Beskow) のみどりおばさん、ちゃいろおばさん、むらさきおばさんに由来する。

Sigtunastiftelsen (シグチューナ財団) の図書館は、文学関連の記事の豊富なアーカイブを所蔵していることで知られている。ベスコフに興味のある方は覗いていみよう。シックなインテリアも必見。

View Larger Map
関連リンク
スウェーデンの児童文学

月曜日, 4月 26, 2010

電子書籍の立ち読みサイト


Smakprov (@smakprov) は電子書籍のマーケティングサイトで、読者は電子書籍を購入する前にちょっと内容を見ることができる、いわば立ち読みサイト。Smakprovは味見の意味。

関連リンク
会社案内、カタログなどのデジタル制作からSEOまでmyPaper
教育関連書籍の出版社Liberの電子メディア

土曜日, 4月 24, 2010

住宅建築ラッシュ




私の住んでいる地域はストックホルムの中心部と、そこから北へ約60キロのところにあるアーランダ空港とのちょうど中間地点に位置する人口約5万人ほどの、どちらかというとあまり特徴のない地味なコミューン(地方自治体)である。ところがこの不景気にもかかわらず住宅建設ラッシュで、日課にしている散歩コースのあちこちで戸建住宅が建築されている。ベビーブームだというストックホルムの住宅圏が拡大しているのだろう。新しい保育園も近辺に2箇所オープンしている。

エコ住宅として、気密性が高く、換気を効率良くして消費エネルギーを抑えた"Enegihus" と呼ばれる住宅も建築中なので、ちょっと写真を取らせてもらった。北側は極端に窓が少なく、南側と屋根にガラス戸がたくさんついている。同じ地域に建築中の別の住宅は、基礎が出来ると翌日には家が建っている。工場で前もって作られた壁を組み合わせるので、雪が溶けると筍のように家が建ってゆく。

庭に芝生や生垣を植えたり、板張りのベランダを作ったりするのは、住宅を買ったオーナーの仕事になる。住宅街の環境が徐々に整えられてゆくのを散歩の途中で眺めるのも楽しい。

関連リンク
エコ関連製品サイトKlimatsmart.se
ProjectZero in Denmark
DN News
水辺の住環境
スウェーデンの十五平米の楽しみ
スウェーデンのインテリア・ブログ

水曜日, 4月 21, 2010

デンマークの高校で秋から電子書籍導入

デンマークのÅrhusにある高校で2010年秋から、電子書籍が初めて導入されると Svensk Bokhandel が伝えている。電子書籍による教育はÅrhus 大学の研究プロジェクトの一環で行なわれ、Systime (YouTubeチャンネル) が開発した電子書籍を使用する。Skype, Facebook, YouTubeなども利用する予定。

夏にはインターネットによるオンライン高校を始めるという別のニュースも出ていた。

関連リンク
Towards the future school (Finland)
大学のオープンソース・ネットワーク
高校生が先生にIT講義

日曜日, 4月 18, 2010

噴火新ビジネス


Blocket.se は、日用品、家具、車、ボート、サマーハウスなど、必要でなくなったものをネット上で販売し、必要な人が買い求めるという消費者間取引が出来る中古品のネットショップだが、折々の需要にあわせて、様々なものやサービスが売り出されるので面白い。今、旅行(Resor) という項目をクリックしてみると、数日前から欧州各地で足止めされているビジネス客や旅行者向けに、車やバスで送りますという個人や会社からたくさんのオファーが出ている。

小型飛行機をチャーターする人も出てきている。

関連リンク
メディアの攻防
On Vacation

土曜日, 4月 17, 2010

新聞サイトで噴火情報ライブチャット

アイスランドの火山灰で飛行場が閉鎖されるなどして、多くの旅行者がヨーロッパ各地で足止めされている。スウェーデンからのチャーター旅行者も1万人が足止めされているようだ。旅行のSNSサイトやアフトンブラーデット紙のウェブサイトでは、噴火関連情報のライブチャットが行われていて、足止めされている旅行者や家族らが、バス、列車、フェリー、レンタカーなど飛行機以外で帰宅する方法などの情報を交換したりしている。中には30万以上も払ってタクシーで帰宅した人もいるとレポートされている。

Twingly Live media サービスのブログ参照。(@twingly)

関連リンク
Webcam from Iceland
The Local
IceNews
Follow #ashtag, #ash, #volcanic #ashcloud @Eurocontrol
Volcanic ash cloud and European Travel - Live blog
Volcanohelp.eu
Reishjem.no (Norway)

日曜日, 4月 11, 2010

世界的に人気のスウェーデン作家たちに共通するもの


楽しみにしているテレビ番組のひとつに、Babelという幅広く文学を語る番組がある。話題を集めている文学作品の紹介や解説、作家インタビュー、ゲストスピーカによる文学論議などが若手作家Daniel Sjölinの司会で進められる。

スウェーデンを代表する作家二人 (Henning Mankell, Jan Guillou がゲストだった時は、世界的に人気のあるスウェーデンのミステリー作家たちが左寄りなのはなぜかという視聴者からの質問が取り上げられた。60~70年代のMaj Sjöwall & Per Wahlöö ペール・ヴァールー に始まり、ゲストの二人の作家、最近のStieg Larsson 、新しくはLars Kepler こと Alexandra and Alexander Ahndoril らがその譜系に入りその時代の社会に批判的な目を向けた作品が多い。

お二人の意見を要約すると:
アメリカの保守的で典型的なハードボイルド小説モデルに対して、それまでになかったスウェーデン・スタイルの社会批判を盛り込んだ小説が受け入れられた。

Maj Sjöwall & Per Wahlööのマーティンベック・シリーズは、スウェーデン国内でもそれまでの保守的な小説の内容に新風を吹き込むものだった。

Björn Borg がテニス界で活躍したことで、彼の後を追うたくさんの若いプレーヤーが輩出したように、スウェーデン・スタイルの左翼的ミステリー作家がMaj Sjöwall & Per Wahlöö の後に続いた。

98年に女性のミステリー作家への賞が設立されたことも貢献している。

などの意見が出ていた。その後インタビューされたアメリカの作家James Ellroy との対照が面白かった。興味のある方は9月までインターネットTVでビデオが見られるので、覗いてみよう。

関連リンク
北欧の探偵、ミステリー小説が熱い
日本語で読めるスウェーデン文学
The Economist - Inspector Norse
Guardian - Swedish crime wave sweeps European book charts
Scandinavianbooks.com
My YouTube Playlist "Books"

金曜日, 4月 02, 2010

スウェーデンのApril Fools記事

毎年エイプリルフールにはスウェーデンの主要日刊紙や地方紙、雑誌などがエイプリルフール記事を競うが、その年の社会状況や話題をジョークにしたものが多く、楽しめる。今年は6月に予定されているビクトリア皇太子のご成婚、例年にない大雪、インターネット関連の話題などが目立った。いくつか拾ってみた。

ロイヤルウェディングがドイツで行われることに。sr.se















国連がインターネット利用を抑制する新機構を設立。dn.se

















2010年9月の総選挙に向けて、支持政党をクリックしてもらって選挙予想をするというのでクリックしたらApril 1と出た。スウェーデンの人気ブログ記事集計サイトpusha.seから。



















エイプリルフールジョークをリストしたサイト Aprilskamt.se















今年のエイプリルフールは復活祭の休み(4月1日~5日)と重なった。この時期大人も子供もチョコレートやキャンディなどを食べ過ぎる傾向があるので、スウィートに税金をかけるべきという議論が新聞に載った。なんにでも税金をかけるというジョークは毎年出るので、これもてっきりエイプリルフール記事だと思ったら、本気の議論だった。

関連ブログ記事
スウェーデンのエイプリルフール記事2007
スウェーデンのエイプリルフール記事2008