月曜日, 7月 30, 2012

自転車の人気上昇


スウェーデンのSvD紙のビジネス欄で"Big in Japan" という見出しが目に付いた。ストックホルムで Bianchi cafe & cycles というカフェを併設したイタリヤ製自転車の販売店を経営している Salvatore Grimaldi 氏に関する記事だった。ストックホルムにビアンキ・コンセプトストアを更にもう一軒、そして東京でも何やら計画しているらしい。

ネット上の同記事のタイトルは「"自転車王" 母国イタリヤを胸に」ぐらいの意味になっている。紙の方のタイトル Big in Japan は、日本でしか知られていない外国人アーティストなどを揶揄して米国などのメディアが使うことがあるが、この記事で使われているニュアンスには、労働者から叩き上げでスウェーデンの財界の長となるような活躍をしている人物に対するポジティブなニュアンスの方が大きいように思う。

健康志向で自転車に乗る人が増えていることやデンマークの自転車専用スーパーハイウェイ構想の発表など、このところ自転車に関する話題がよく目に付くので、思いついて以前まとめていたスウェーデンのサイクリング情報 (Google Drive) を更新してみた

日本のサイクリング人口は多いと思うので、例えば日本の限界集落をサイクリング・ロードでつなぐ全国縦断ネットワークなどができないだろうか、そんなこともちょっと考えた。

関連リンク
Cycle Copenhagen
Cycle Chic Copenhagen (@-cycle-chic)
Sthlm Bike
ビアンキ・コンセプトストアのインテリアを手がけた Koncept Stockholm のサイト
ノルウェーのサイクリングコーストップ10
Cycleurope スウェーデンに本拠地のあるヨーロッパの自転車ブランド販売会社
(サイクルヨーロッパジャパンのリンク)
世界のサイクリングツアー検索






月曜日, 7月 16, 2012

ストックホルム群島でキャンプ



Roslagen(ストックホルム北部バルト海沿岸地域)にあるストックホルム群島の一島Singö のキャンプ場で週末を過ごした。小さい島を真ん中にして2つの橋でつながっている。上は島をめぐるハイキングコースを示すサイン。自転車でほぼ一周したら7時間ぐらいかかった。


島の桟橋。かつては群島間を運航する船の定期航路になっていたらしく、乗客がいることを示すため揚げられる標識の白い土台だけが今は残っている。


1700年代に建てられた島にある木造教会。


教会の後ろにある学校で、島のハンドクラフト作家 (Singö-Skärgårdsslöjd) による展示と販売が行なわれていた。


コーヒーのパッケージを利用した紙バッグ。


端布を織り込んだマット。
  

学校の庭にも出店が。


アコーディオン演奏が始まる。曲目はSkogsblommor 森の花。どんなメロディーか興味のある方はYouTubeのリンクへ。


縄を様々に結んで作られたキーホールダーやコースターなど海の男の手仕事作品。


子供たちのための野草を使った手つくりおもちゃ教室も。


田舎に行くと今でも見かけるミルク台。
  

バルト海の入江の岩場でランチ。


自転車で森をサイクリングしていたら


茂みに誰かがこんな紙切れを残していた。手前に見える黄色いのは、スウェーデン人大好物のカンタレーレというキノコ。2012年7月21日まで予約済みだそうだ。


キャンプ場のトイレの中にトイレの上手な使い方や注意事項がいろいろ書いてある。一番最後に「特にノルウェー人のための注意: ノズルを引いてもお金は出てきません。」

関連リンク
 


木曜日, 7月 05, 2012

庭の厄介者、ナメクジとマダニ


日課にしている散歩やサイクリングの途中、美しく刈り込まれた家々の庭の芝生や植え込みの花などを眺めるのは楽しい。ところが今年は雨が多いせいか、庭や森の中で長いものだと10センチ以上ある巨大なナメクジをたくさん見かける。スウェーデン語では Spansk Skogssnigel (スペインの森のナメクジの意 英語ではSpanish slug)という名前だが、殺人ナメクジ (mördarsniglar) という通称がある。あまり見かけも良くない上、花などを食べてしまうので、厄介者扱いされている。

私は箸でつまんで、アルコールを入れた空き瓶にほり込んでいる。スウェーデン人にどう処理しているのか聞いてみると、プラスティクの袋に入れ冷凍してからゴミに出すとか、ハサミで真っ二つに切るとか、いろいろ勇ましい答えが返ってくる。

もうひとつ、夏に自然の中で過ごすときに気を付けなければならないのが、マダニだ。(スウェーデン語では Fästingar 英語では Tick) 鹿や野鳥などを介して、犬や猫ばかりでなく人間も刺され、気付かないで放置しておくとボレリア感染してやっかいなことになる。自然の中で過ごした後は体中をチェックして、異常に痒みを感じたり、風邪にしては長引いて調子が悪いと感じることがあれば要注意。刺されて吸血しているマダニを見つけたら、専用のピンセットや指でマダニの頭を後に残さないよう引っこ抜くことが大事だ。

関連リンク