喋るVocaloidoのニュースを目にした時、スウェーデンで百年以上にわたって音に関わる様々なビジネスを展開してきたIrisグループの活動を思った。1800年代後半の労働者運動に端を発した、聴覚障害者によるブラシ製作活動から始まり、新聞、雑誌などの音声サービス、カセット本、オーディオ本 (CD, MP3/Daisy)、デジタル本制作、音声図書館、補助器具販売、教育訓練サービス、ハンディクラフト・ショップや暗闇レストランの運営など、今では関連7社を傘下にもつグループ企業になっている。
2009年には良質のオーディオ本に授与されるIrisオーディオブック賞が創設され、2008年のアウグスト賞受賞作を作者のPer Olov Enquist自身が読んだ"Ett Annat Liv"が最初の受賞作に選ばれている。
いつか初音ミクが児童童話や文学作品を読んでくれれば楽しいだろう。
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