スウェーデンのIT関連メディアIDG.se が"金曜日のユーモア" として紹介しているアキバで行なわれたノートンファイター寸劇を、日本語としては、「分かりません、(三浦)按針さん(1980年代にTVで将軍が放映されて以来、一般のスウェーデン人が知っている日本語)、こんにちわ」程度しか知らないスウェーデン人が見るとどうなるか? セキュリティー・ソフト役の男女二人は、なにやら良く分からないが前座パーフォーマンスをしており、忍者の衣装を付けたビールス集団は、ムーミン・キャラクターのニョロニョロ軍団で、手にしているプラカードの記号は確かではないが性器のシンボルらしく、代替サーカスのOBSクラス(監視が必要なクラス、いわば二流芸人)的態勢でコンピューターを取り巻く。そこで最後に出てきたトランスフォーマー形状の黄色いヒーローであるノートンファイターは、有名なスキーメーカーのマークを付け、カンフーと空手パーフォーマンスで、忍者を退治すると。日本語の「~ので」は、スウェーデンの銀行Nordeaに聞こえるらしく不思議がっている。
日本人にとってはなんでもないこのコマーシャル寸劇をスウェーデン人に分かってもらうには、日本の漫画、アニメ、テレビ番組、それに無声映画時代の弁士まで説明しなければならない。プラカードの顔文字についても、ソーシャル・コミュ二ティーや若者の携帯文化について説明が要る。
同じ映像でも見る人の持っている文化背景によって、随分見方が変わる。それがまた愉快。
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