火曜日, 10月 02, 2007

スウェーデンの図書館の活動(2)


9月12日のこのブログで、メディアが報道している最近のスウェーデンの図書館の活動を取り上げたが、また2~3目に付いたので追加してご紹介する。
ウメオ (Umeå) 周辺の6つの地方自治体が、市民に図書館をもっと利用してもらうためのプロジェクト、Bibliotek 2007 に共同で取り組んでいる。このプロジェクトは、バルト海周辺の104都市の相互協力組織UBC (Union of Baltic Cities) から、Innovative Cultural Activity of the Year 2006 2007 賞を受賞している。なかでもウメオ大學のデザイン研究所が開発した障害者用の誘導機器システムが素晴らしい。参考ビデオがサイトで見られる。このBibliotek 2007プロジェクトはスイスで11月12~13日に発表されるEurope Public Sector Award の候補にもなっている。
BTJが2000年から、国内の学校や図書館で行なわれている、子どもや青少年の読み書きを促進させるプロジェクトを助成している。今年はHelsingborg 市の図書館が、教師や子供向けに行なっている、Gränslöst Maxi というプロジェクトがその対象に選ばれた。
カロリンスカ研究所の大學図書館が、DIKによる「今年の図書館」に選ばれた。DIKは、文書、情報、文化面の仕事に関わる2万1千人のアカデミー会員からなる組織で、学校図書館の統計や専門司書の配置を学校法に入れるよう要求している。
スウェーデン図書館協会
が、全国311の図書館の実情レポートや、北欧(デンマーク、ノルウェー、フィンランド)各国の図書館政策の比較レポートを出している。
このように図書館関連のニュースが目につくのは、イェーテボリの国際ブックフェアが9月末に開催されたこともあるが、これらのレポートの結果による図書館の危機感もあるのではないだろうか。

0 件のコメント: