火曜日, 11月 04, 2008

歴史は繰り返す?

11月4日付けのスウェーデンのDN紙に、「目覚めよ左翼、あなたがたが勝ったのだ!」という刺激的なタイトルで、Kay Glans氏(ヨーロッパの研究者のネットワーク、Glasshouse Forumで活動)の意見が掲載されている。フランシス・フクヤマ氏が1989年にその著書The End of History?で、民主的資本主義社会のライバルはもはやいなくなったと主張してから20年が経過した現在、中国やロシアが経済的な躍進をしている。その一方で、アメリカは反テロリズム戦争や経済危機で弱体化しており、経済的にも政治的にも転換期を迎えていると。 Robert Kagan著 The Return of History and the End of Dreams (2008)や、Richard H ThalerとCass R Sunstein著 Nudge, Improving Decisions About Health, Wealth and Happiness (2008)からの内容を取り上げながら興味深い解説をしている。

そういえば、日本の若い人達の間で今また「蟹工船」が読まれているという記事をどこかで読んだ。 ビル・ゲイツが社会的資本主義をMSを辞める前に語っていた。市場経済に頼りすぎても個人の幸せはないということなのだろう。

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