本を読んだ後でその本が映画化されると、どんな映画になっているか興味を持って観ることはあるが、映画を見た後で原作の本を読んだことはあまりない。でも北欧で話題になった本がこのところ矢継ぎ早に映画化されているので、最近映画化された本と映画の予告編ビデオをまとめてみた。
上の映画 "Hypnotisören" の原作本は、同タイトルのミステリー小説で日本語では「催眠」として翻訳本が出ている。作者のLars Kepler はペンネームで、実際には Alexandra Coelho Ahndoril & Alexander Ahndoril の二人によって書かれている。映画の方は、「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」などを手がけたLasse Hallström が監督していることでも気になる。
上の映画 "Snabba Cash 2" の原作本は Jens Lapidus によるミステリー "Snabba Cash"。日本語は出ていないが英語の訳本は "Easy Money"
上の映画 "Purge" の原作本は、Sofi Oksanen によるフィンランディア文学賞受賞作 "Puhdistus"。2010年に私のブログでも書いたのでそちらにリンクしておきます。
上の映画 "A Royal Affair" の元になったのは、Per Olov Enquist による "Livläkarens besök"
物語は、精神病を患っていたデンマーク王クリスチャン七世に嫁いだ英国のプリンセスが、国王のドイツ人お抱え医師、Johan Friedrich Struenseeと不義を犯す。国王の名の下、自分の手で数々の法令を書いていた医師Struenseeは、その密通もあばかれて死刑にされるという、実話を元にしたフィクション。英訳本のタイトルは「The Visit of the Royal Physician」
ノルウェー映画 Kompani Orheimの原作本はTore Renberg の同名の小説。主人公 Jarle Klepp シリーズ5冊のうちの一冊。YouTubeリンク。
関連リンク
映画が予定されている本などについてのDN記事
EUscreen で観る1910-2010年代のフィルム・アーカイブ
スウェーデン映画のオスカー(2010)
0 件のコメント:
コメントを投稿