乳母車を押しながらスケートを楽しんでいる父親。
母親だけでなく、父親にも平等に育児休業制度を利用してもらう目的で、2012年からスウェーデンで導入されているのが jämställdhetsbonus 育児休暇の平等取得ボーナス制度だ。実施されてからの1年間に15万人以上の両親が2.19億クローナの平等ボーナスを非課税で受け取ったとメディアが伝えている。
育児休業手当である Föräldrarpenning が給付開始された1974年当時、父親の取得率は0.5%、10%になるのに20年を要したことが背景にある。完全に平等に取得するようになるには2037年までかかるとか。
各種保険給付を行なっているスウェーデン社会保険庁 Försäkringskassan (Swedish Social Insurance Agency) が子供を持つ親たちのために Facebook の情報サイトでカップルの平等度テストプログラムを提供したり、各種保険給付申請アプリ(Android, iTunes)を用意するなど、父親たちにも育児休暇を取ってもらうことに懸命な努力をしている。
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