Googleがスウェーデンの統計システムソフトTrendalyzerを買収したと、IT系のメディアが報じている。一体どんなものなのだろうとちょっと調べてみた。Trendalyzerは、カロリンスカ研究所のHans Rosling教授と息子さん夫婦によって開発された、グラフィックやアニメーションを使って統計を分かり易く表示するためのソフトということだ。世界の国々の国民の健康状態、経済発展状況、児童死亡率等を統計比較し、分かり易く提示している。
Rosling教授らは、このソフトを使った統計資料を通じて世界の実像を知らせる団体Gapminderを設立し、スウェーデン外務省の国際援助機関SIDA (Swedish International Development Agency) が、2001年からその活動のための経済支援を行なってきた。今回Googleが買収したソフトもこのGapmainderという団体が開発したもの。 コミュニティーによるオープンソースFlashの開発活動も行なっている。各国政府機関での女性登用数や、UNDPの人間開発リポート等がGapminderのホームページで見られる。Rosling教授は、これからはこの組織から離れ、Googleでプログラム開発に当るらしい。
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