ノルウェーのHelly Hansen といえば、機能的でデザインの良い各種スポーツ・ウェアを思い起こすが、サバイバル・ウェアや作業着も手がけている。その
Helly Hansenとノルウェーの研究開発グループ
SINTEFが共同で、新しいテキスタイル素材によるサバイバル・ウェアを開発したと
NyTeknikが伝えている。北海油田で働く人々がヘリコプターでオイルステーションに移動する際に身につけるサバイバルウェアは、事故などで海に落ちた場合海面に浮くように作られているが、気温が高い夏などヘリコプター内では温度が上がり、生身の蒸し風呂状態になるとの苦情があったそうだ。そこでミクロなパラフィン・ワックス入りカプセルが織り込まれた特殊なテキスタイルが開発され、気温が上昇すればそのワックスが溶け温度上昇を和らげ、海面ではまた凝固して体温を一定以上に保つ機能を持っているという。さすが極寒の地で生きてきた人々、サバイバルのための伝統を感じますね。
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