インターネットによって大きな変革を迫られている事業ばかりだ。そのボニエールが2009年の12月に雑誌の新しいフォーマットMag+を発表し注目された。紙の雑誌をそのままデジタル化するだけではなく、新しい発想によるデジタル雑誌のプラットフォームを提案したものだ。これまで既に Popular Science+ やMama+、インテリア雑誌Sköna hemがMag+のプラットフォームで制作され、アプリも販売されている。
これらの経験を元に約一年後の2010年11月には、ニュースの新しい読み方を提案するコンセプトNews+が発表された。購読者のタブレットに毎日配信されることになるNews+では、紙の新聞でもなく、そのウェブ版でもない、第3の方法を提案している。
News+では、ソーシャル機能はもちろん、リアルタイムの更新、後で読む記事リスト機能、広告と読者を簡単につなぐ機能や編集者の選択によるニュースのより深い分析などが豊富な写真やグラフィック、音声、動画と共に配信される。アプリも販売されるので読者は購読するか、アプリで欲しいコピーをその都度購入するかの選択が出来る。iPadは11月30日に北欧諸国でも発売が開始された。News Corp. が iPad新聞 "The Daily" を、またVirginのRichard Branson氏が iPadマガジン "Project" を配信するというニュースが流れているが、News+のコンセプトで制作されたDagens Nyheter紙のデジタル新聞DN+は、先ずiPadへの配信を始め、徐々に他のタブレットにも対応してゆくということだ。タブレットが普及すれば、読者は新しい媒体でのニュース購読にお金を払う用意があるのだろうか。今後の動向に注目してゆきたい。
TC: iPad新聞のあるべき姿は何か?
マイコミジャーナル: iPad日刊紙「The Daily」登場か
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