月曜日, 11月 20, 2006

保育園児のための自然学校

自宅近くの森を散歩している時、大人に付き添われた保育園児達のグループをよく見かける。少人数のグループに分かれて、なにやら興味深そうに植物の観察等をしている。就学前児童を対象にした自然学校の活動のようだ。スウェーデンには、全国の自然学校約70の全国組織Naturskoleföreningenがある。就学前の保育園等は自治体が運営している関係で、コミューンベースの活動が主だが、国立公園内にその自然を紹介するため設けられているNaturumやミュージアム等も会員になっている。自然を解説する指導員の教育活動も行なわれている。自然学校は、ノルウェーデンマークにもある。

日本のメディアで、子供達の引きこもりなどのニュースを目にすることが多いので、子供達を小さい時から自然の中に連れ出し、体験学習させるこんな制度が自治体ベースで出来ないのだろうかと思い、ちょっと紹介してみた。北欧各国は元々市民活動が活発な地域で、コミューンベースでなくとも、環境や自然を学び親しむ市民の自主的な活動はこの他にも各種行なわれている。

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