土曜日, 7月 07, 2007

グリーンランドはグリーンだった


7月6日のDN紙が、約12万年前のグリーンランドの間氷期に6メートルの海面上昇を引き起こしたのは、氷河が解けた為ではなかったという小見出しで、コペンハーゲン大学の進化生物学Eske Willerslev教授らがScience誌に発表した研究を紹介している。グリーンランド南部(Nuuk東北部)で掘削された何キロもの氷床コアの底部から取り出されたDNAを分析した結果、それは45万年から80万年前の間氷期のもので、海草や松、蝶々などがその当時のグリーンランドに存在していたことがわかったのだそうだ。これらが生存するためには少なくとも冬はマイナス17度、夏は10度程度の温度が必要だそうで現在の南スウェーデンあたりの様であったと。12万年前の間氷期の気温は5度ぐらいで現在より暖かかったが、何キロもの氷床に覆われていたようで、研究者が考えていたよりグリーンランドの氷は安定していたらしいと。(DN紙からのグラフィック:Johan Jarnestad)

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