日本ではケーキやパイなど焼いたこともなかった。近くのケーキ屋さんへ行けば美味しそうなケーキが簡単に買えたし、第一ケーキが焼けるようなオーブンは我が家の台所にはなかった。(スウェーデンの住宅やアパートにはオーブンレンジ、食器洗器、冷蔵庫は大概付いている。)
スウェーデンでは自宅に家族や友人が訪ねて来ると、まずはコーヒータイム。ちょっとしたクッキーやケーキなどのスイーツと一緒にスウェーデン流に言えばフィーカ (fika) することになるので、私もおもてなしの必要からケーキやパイを焼くという楽しみを学んだ。
それに義理の母(2004年没)が雑誌や新聞などのレシピの切り抜きを貼りつけた3冊のレシピ・ノートを残してくれた。今日はそのノートブックからアップルパイを焼いてみた。
基本材料はパイ生地用に、小麦粉 3dl 、バター100g、砂糖大さじ2、水大さじ4、
フィリングとして、Mandelmassa 100g (アーモンドペースト)、すっぱい小さめのりんご3-4個、砂糖 1dl、バター 100g、卵 2個。
バターを溶かし小麦粉と砂糖を混ぜ、こねて作ったパイ生地(2枚のラップにはさんで平にしておく)を冷蔵庫でしばらく冷やしている間にりんごの皮を剥いてスライスする。
直径24センチぐらいのフォームにパイ生地をスプーンの裏を使って伸ばして敷く。パイ生地はトップの飾り用に少しとっておく。その上にMandelmassa (プラスティックにパックされたアーモンドペーストのかたまりが既成品としてこちらでは販売されている) をスライスする。
別に溶かしたバターと砂糖をよく混ぜ、スライスしたりんごを加える。卵白をホイップしたものを加え軽く混ぜて(混ぜ過ぎない)、先ほどmandelmassa をスライスして敷いたパイ底の上に広げる。
最後に取っておいたパイ生地でトップを飾り、溶き卵をはけでパイ生地の表面
に塗り、225度で30分焼く。
今日使った道具。全部イケアで手に入ります。1dl (100 ml) のメジャーカップが便利。赤いのはmatsked (msk) としてこちらのレシピによく出てくるが、大さじ1(よりやや多め)ぐらいの分量。
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