火曜日, 10月 17, 2006

なぜか気になる北欧

スウェーデンでの生活を通して感じたことや、旅の情報を紹介するために始めたウェブサイトを運営し始めて2年程になるが、個人の印象等はウェブサイトでは書ききれないこともあり、ブログなるもので綴ってみることにした。そのウェブサイトのニュースページの情報収集のため、地元の各種メディアに毎日目を通していて最近感じることは、人口の少ない割には北欧各国が世界的に活躍するIT分野の個人や企業を多く生み出しているのはなぜだろうという素朴な疑問だ。スウェーデンのエリクソンやスカイプの創設者、フィンランドのノキアやLinuxの開発者、ノルウェーのTelenorやブラウザのオペラなどが頭に浮かぶ。理由として考えられるのは、下記のような点だ。

1.人口が少ないため、国内市場より世界市場が最初から視野に入っている。
2.個人の自主性を尊重する文化的伝統がある。
3.ノーベルに代表されるように新しい技術を取り入れる積極的な姿勢を持っている。
4.アイデアをシステム化するのが上手。 

ひるがえって日本はどうだろうか。

1.鎖国的で国内市場を先ず重要視する。
2.個人より組織が優先されがち。
3.鎖国的でも海外の新しい技術は気になる。
4.団体で物作り体制を敷けば優秀だが、最初のアイデアが出難い。

などと結論つけてしまうのは間違っているだろうか。しかし今はやりのWeb.2.0にしても、基本は個人の自主性によって成り立つもので、それが組織化して力になっている。言い出しっぺになれなくても、日本は組織化した時点で、新しい力の発揮どころを模索するのが良いのかも知れない。

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