12年ぶりに社会民主党から中道右派の連立政権に政権交代したばかりのスウェーデンだが、ラインフェルト新首相による閣僚陣のスキャンダルが相次いでマスコミに暴露され、なんとも騒がしい。問題になっているのは、TV受信料を払っていなかった文化相、ベビーシッターを税金を払わずに雇っていた商業相や財務相、労働許可のない家政婦を雇っていた移民相だが、その内文化相と商業相がその責任をとって辞任している。
新聞読者の投稿欄では、取材するジャーナリストを社会主義的ジャーナリストと呼ぶ人、スウェーデン人の嫉妬癖を指摘する人、政治家に要求される原則論を持ち出す人など様々だが、マスコミの過剰な突っ込み姿勢を批判する声が大きくなってきている。ジャーナリストが新大臣になって、元大臣が彼らのスキャンダル探しをすれば似たようなケースはすぐに発覚するというような投稿もあった。
英国のマスコミは、スウェーデンの新政権発足時のこのスキャンダル騒動を、ウォーターゲートならぬ「ナニーゲート」(Nannygateベビーシッターゲート) として報告しているようだ。
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