世界中で二百以上の大学が取り組んでいるオープンソース・ネットワークの
Sakaiプロジェクトについての 記事が
Computer Sweden に載っていた。元々2004年にアメリカの五大学によって始められたプロジェクトで、インターネットを利用したオンライン教育における教師と学生、あるいは大学間のコミュニケーションを目的にしたプラットフォームを、オープンソースで開発しているプロジェクト。スウェーデンでは二年前にストックホルム大学が利用し始めたほか、ウメオ大学でも現在利用者が23500人、600以上のコースがネット上で組まれているという。
実は私も2003年9月~2004年1月にかけてウメオ大学のインターネットによる講義を受けたことがある。スウェーデンの北方文学 (Norrländsk litteratur) に関するコースで、その時は
Ping Pongというシステムを使った。教師から出されるテーマを調べ、関連する本を読んでレポートにまとめ、グループ内で公開して共同でレポートを仕上げてゆく。最後はまとめのレポートを個人個人で書きネットにあげて批評しあう。その間の作業はすべてネット上で行われるので、同じコースを取った年齢もまちまちな学生達と会う機会はなかったが、レポートに現れる個性を読むだけでも楽しかった。
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