木曜日, 4月 18, 2013

スウェーデンがイノベーションに長けているのはなぜか?


EU加盟国のイノベーションに関する2013年のレポート (Innovation Union Scorebord 2013) や世界経済フォーラムによる Global Information Technology Report 2013 でもスウェーデンを含む北欧諸国がランキングの上位を占めている。

スウェーデン文化交流協会 (Swedish Institute @swedense ) が Innovation the Swedish Way と題されたレポートで、なぜスウェーデンがイノベーションに長けているか理由をいくつか挙げている。

研究開発に国が投資していること、小さい時からCritical な目で物事を見、世界的な視野を育むよう訓練されていること、アルフレッド・ノーベルや電話機のエリクソンなど世界的な発明家を生んだ伝統があること、新しい世代にはNiklas Zennström (Skype の創始者)やPetra Wadström など新しい世代のお手本となる起業家やイノベーターがいることなど。

それ以外にも、例えばスタートアップを支援するインキュベーターとしての役割を官民が協力してよく担っていることが挙げられる思う。SISP (Swedish Incubators & Science Parks @sisp), STING (Stockholm Innovation & Growth @sthlminnovation), Nordic Innovation (@nordicinno) などのインキュベーター組織がある。

先日発表されたNyTeknik 誌による注目のスタートアップ33社の内、半分がこれらのインキュベーターの支援を受けたという。

起業を支援し成長を促すための日本のインキュベーター体制は整っているのだろうか? 

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Petra Wadström


月曜日, 4月 15, 2013

ツナとアンチョビたっぷりのフードパイ





パイ生地材料: 小麦粉 3dl、バター 125g、冷水大さじ2

冷蔵庫から出したバターをナイフで細く切り、小麦粉と練り易くし、冷水も加えて手で練る。直径約24cmのフォームに練った生地を広げ、フォークで底に適当に穴をあけておく。ラップをして30分ほど冷蔵庫で冷やす。200度に温めたオーブンで10分焼く。





パイに乗せる材料:
焼いたパイ生地に材料を乗せてゆく。

ツナ缶 175g、アンチョビ 一缶100g、レッドオニオン 1個、トマト 1個、ニンニク 1片、卵 3個、牛乳 2dl、オリーブ 10個ほど、おろしたチーズ 2dl。

ツナ缶を開けオイルを少なめにして、パイ生地に乗せる。


アンチョビを乗せる。缶詰のなかの汁も小さじ2ほどかけると美味しい。アンチョビはすべて使わなくても少し残しておいて茹でたじゃがいもやスパゲティーにからめても美味しい。

レッドオニオンとオリーブ、スライスしたニンニクを乗せる。写真ではグリーンのオリーブを使っているが、黒オリーブのほうが出来上がりの見栄えが良い。

牛乳と卵を溶いたものを上からかけ、トマトを乗せる。

おろしたチーズを振りかける。






200度で40分ほど焼く。


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日曜日, 4月 07, 2013

スウェーデンから日本庭園観光


北国新聞が兼六園を訪れたスウェーデンの庭園観光ツアー客について伝えている記事を読んで、どんな内容の日本庭園観光だったのかちょっと興味を持ち調べてみた。10日間という短い旅程ながら、なんと東京、箱根、芦ノ湖、河口湖、奈良井宿、松本、湯田中、小布施、金沢、京都と、日本各地の庭園を精力的に見て回る、日本人団体ツアーも顔負けの内容の濃い庭園観光で感心した。

主催しているのは、スウェーデンの大手出版社 Bonnier が発行している代表的な園芸雑誌 "Allt om Trädgård" で、旅行代理店はLotus Travel. 簡単にツアー内容を下記にまとめてみた。

一日目
ストックホルム、アーランダ空港からフィンランド航空でヘルシンキ経由一路成田へ。

二日目
到着後東京都内へ
昼食後、皇居千鳥ヶ淵公園へ桜を見に行く。
品川のホテル泊

三日目
東京都庁舎の展望台から東京、横浜、富士山などを眺める。
その後、新宿御苑、明治神宮を訪れ、浅草の仲見世通りを歩き、盆栽を観る。

四日目
富士箱根国立公園へ
箱根大涌谷、芦ノ湖でボートに乗り、河口湖で富ノ湖ホテルに宿泊。

五日目
朝食後奈良井宿へ、宿場町散策後松本へ、松本城訪問、湯田中へ。
「一茶こみち美湯の宿」に宿泊、布団で寝る。

六日目
湯田中地獄谷野猿公苑まで歩く。
昼食後小布施で日本庭園を観る。
金沢泊

七日目
金沢湯涌江戸村、近江町市場を歩き、兼六園訪問後バスで京都へ
三井ガーデンホテル京都四条泊

八日目
円山公園で枝垂れ桜を観、祇園を散策。
西芳寺、京都府立植物園を訪れる。

九日目
朝食後、世界遺産龍安寺へ
その後保津川下り、嵐山、嵯峨野の竹林などを散策。

十日目
京都からバスで関空へ。

関連リンク
北欧からの人気旅行先
生涯に一度の旅を演出してくれる旅行社
旅先のインターネット
スウェーデンの庭巡り





 


金曜日, 3月 15, 2013

拝啓 法務大臣殿 #Bästabeatrice


今スウェーデンのTwitter 界隈でハッシュタグ #Bästabeatrice 付きのコメントがたくさん流れている。
作家 Jonas Hassen Khemiri がDN紙上でスウェーデンの法務大臣 Beatrice Ask に宛てた公開書簡(Bästa Beatrice Ask) が発端となっている。

これ以前、スウェーデン国内の不法滞在者を摘発する目的で、警察官がストックホルムの地下鉄駅構内で、外国人と思われる人々に対して抜き打ちで尋問し身分証明書の提示を求めるという検査が、Reva  と呼ばれるプロジェクトの一環として行なわれていた。(Reva: det rättssäkra och effektiva verkställighetsarbetet 法に基づいた効率的な政策実施ぐらいの意味) これに対し多くの人びとが異議を唱え、この活動の停止を求めるデモが行なわれていた。

チュニジア人の父親とスウェーデン人の母を持つ人気の若手作家Khemiri の公開書簡は、法を盾にしたこのような人種差別的行為に、作家らしい余韻を残す文章で異議を申し立てた内容だ。

「私達の間には多くの違いがあります。大臣は50年代半ばに生まれ、私は70年代末に生まれました。大臣は女性で、私は男性です。大臣は政治家であり、私は作家です。しかし私達に共通することもいくつかあります。ふたりとも国際経済を学びました。髪の色こそ違え、二人共似たような髪型をしています。なにより、私達はどちらも、この国の境内で生を受け、言葉、国旗、歴史、インフラを共有している、この国に籍を持つ市民です。私達は共に法の前に平等です。」



関連リンク
我友、ヨーナスへ #BästaBeatrice
ここは私の国
スウェーデンの典型的スヴェンソン・ファミリー像
世界最大の個人主義者達

水曜日, 3月 06, 2013

スウェーデン北部鉱山の町Kiruna 町ごと引越し計画


中国などへの輸出需要の増大で、国営の採掘会社LKABによる地下での鉱石採掘が進んでいるスウェーデン北部の町キルナ (Kiruna) では、陥没によって住宅や庁舎などへの被害が予想されるため、2007年に町ごと引っ越すことが決められた。

キルナ・コミューン(地方自治体)は新しい町のデザイン・コンペティションで町中心部の設計案を募り、世界から56チームが応募し、ファイナリストとして選ばれた10チームの中から "Kiruna 4-ever" と題する案が採用された。空港と町の中心部をロープウェーでつなぐ。2030年完成予定。

関連リンク
毎年ストックホルム市民が選ぶ町の建築


月曜日, 3月 04, 2013

カフェ・ブレッドのベーキング・コースを受けてみた


昨日の日曜日、ストックホルムで、カフェブレッドのベーキングコースを受けてきた。朝10時から16時半まで、持参したサンドイッチを10分ほどで食べた以外はほとんど立ちっぱなしで6種類のカフェブレッドをプロの先生の指導のもと焼き上げた。疲れたけれど、とても勉強になって楽しかった。

クラスは13歳ぐらいの男の子から、幅広い年令の男女合わせて11人。全員がてきぱきと仕事を見つけて動きまわり、7時間あまりで500個近いカフェブレッドを大きなキチンに備えられている10台ぐらいのオーブンで焼き上げた。帰りにはそれらのブレッドをおみやげとして持ち帰り、家族にもふるまうことができた。やっぱり焼きたては美味しい!














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土曜日, 2月 23, 2013

在宅勤務の勧め


インターネットが普及し始めた90年代、これからは都市でも地方でもインターネットがあれば働く場所を選ばない時代が来ると言われていた。でもその後に起こったことは都市への益々の人口移動だった。ストックホルムの人口は増え続けており、学生たちはまず住む場所を見つけないと首都での勉強をあきらめざるをえないという状況らしい。

市内に入る車に交通税をかけたり、新しい地下鉄や道路など公共交通網の整備計画は発表されているが、車で通勤する人はまだまだ多く、雪で閉ざされる冬場の列車やバスの遅れは頻繁に起こる。

そんなことまでして職場に行かなければ仕事はできないのだろうか、と考えるのはわたしだけではないようで、例えばスウェーデンのマイクロソフト社が去年から在宅勤務の日 (Jobba hemma-dagen) を設けている。昨年は50社だったが、今年はその主旨に賛同した137社が参加し、2月6日に一斉に在宅勤務が行なわれた。(他の国でも行なわれているのかどうかは知らない。)

幸福度の高さには通勤時間の短さも関係しているというレポートがある。スウェーデンの住宅環境や労働環境は悪くないし合理的な考えを普及しやすい一歩先を行くスウェーデンで始めなくてどこで始められるかという期待も含めて、マイクロソフトのイニシアティヴにこれからも注目してゆきたい。

関連リンク
Jobba hemma-dagen Facebook ページ
SvD紙の記事


金曜日, 2月 15, 2013

姑のアップルパイ


日本ではケーキやパイなど焼いたこともなかった。近くのケーキ屋さんへ行けば美味しそうなケーキが簡単に買えたし、第一ケーキが焼けるようなオーブンは我が家の台所にはなかった。(スウェーデンの住宅やアパートにはオーブンレンジ、食器洗器、冷蔵庫は大概付いている。)

スウェーデンでは自宅に家族や友人が訪ねて来ると、まずはコーヒータイム。ちょっとしたクッキーやケーキなどのスイーツと一緒にスウェーデン流に言えばフィーカ (fika) することになるので、私もおもてなしの必要からケーキやパイを焼くという楽しみを学んだ。

それに義理の母(2004年没)が雑誌や新聞などのレシピの切り抜きを貼りつけた3冊のレシピ・ノートを残してくれた。今日はそのノートブックからアップルパイを焼いてみた。


基本材料はパイ生地用に、小麦粉 3dl 、バター100g、砂糖大さじ2、水大さじ4、
フィリングとして、Mandelmassa 100g (アーモンドペースト)、すっぱい小さめのりんご3-4個、砂糖 1dl、バター 100g、卵 2個。
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バターを溶かし小麦粉と砂糖を混ぜ、こねて作ったパイ生地(2枚のラップにはさんで平にしておく)を冷蔵庫でしばらく冷やしている間にりんごの皮を剥いてスライスする。


直径24センチぐらいのフォームにパイ生地をスプーンの裏を使って伸ばして敷く。パイ生地はトップの飾り用に少しとっておく。その上にMandelmassa (プラスティックにパックされたアーモンドペーストのかたまりが既成品としてこちらでは販売されている) をスライスする。


別に溶かしたバターと砂糖をよく混ぜ、スライスしたりんごを加える。卵白をホイップしたものを加え軽く混ぜて(混ぜ過ぎない)、先ほどmandelmassa をスライスして敷いたパイ底の上に広げる。



最後に取っておいたパイ生地でトップを飾り、溶き卵をはけでパイ生地の表面
に塗り、225度で30分焼く。


今日使った道具。全部イケアで手に入ります。1dl (100 ml) のメジャーカップが便利。赤いのはmatsked (msk) としてこちらのレシピによく出てくるが、大さじ1(よりやや多め)ぐらいの分量。


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火曜日, 2月 12, 2013

スウェーデンのノーベル賞作家作品を翻訳して朗読してみた


スウェーデンのノーベル賞作家セルマ・ラーゲルレーヴ (Selma Lagerlöf 1858-1940) の著作権切れパブリックドメイン作品 "Löwensköldska ringen" を「レーヴェンシェルド将軍の指輪」として訳したのは2008年だった。その後今日まで手を付けずにお蔵入りになっていた。最近はアマゾンをはじめ多くのSelf Publishing サービスが出ているが校正も必要だし、どうしようかと思っている間に5年近く経過してしまった。

こんな地味な作品を読んでくれる人も多くはないだろうから、自分用のメモとしてネット上に残しておき、試みとしてその第1章を朗読したものをSoundCloudにアップロードしてみることにした。


「レーヴェンシェルド将軍の指輪」内容

スウェーデン国王カール十二世の時代、一兵士として国王に奉仕した農夫が、その忠誠心により国王から黄金の指輪を授与される。農夫は同時にレーヴェンシェルド将軍という名と農園を手に入れるが、その死後、埋葬された墓から指輪が盗まれる。

その指輪を手にしたものたちには、次から次へと不幸が訪れ、後世の家族にも因果な影響を与えてゆく。

指輪を捜し求めて出現する将軍の幽霊話、盗みの罪をきせられて処刑される若者と娘との愛情物語、犯人や指輪の在り処を探るミステリー小説の要素もあり、最後のどんでん返しまで、読み手をあきさせない面白いストーリー展開。

オリジナルの各章には題名はついていないが内容をまとめてみた。

第一章 時代背景
第二章 将軍の墓での出来事 (ここからが面白くなる)
第三章 カール12世国王
第四章 指輪を盗んだ農夫家族
第五章 牧師と将軍の息子
第六章 盗人捜索
第七章 裁判と処刑
第八章 30年後
第九章 数年後、レーヴェンシェルド家のメイド
第十章 将軍の幽霊
第十一章レーベンシェルド家の青年とメイド


関連リンク
SoundCloud (2008)