2007年9月にスウェーデンのソーシャル・ネットワークについてこのブログにちょっと書いたが、その後速いペースでソーシャル・ネットワークの会員数が変化している。その頃からすでに多くのスウェーデン人がFacebookなどの競合他社に移動しているという報道があったが、2007年末時点でBilddagboken(写真日記)以外は軒並み訪問者数が12ヶ月の平均で約21%減っている(Ekonominyheter)。Facebookに登録しているスウェーデン人会員数も今年2月頃には疲れが見えてきて減少傾向にあるようだ。Widgetアプリの新しいプラットフォームを公開したMyspaceに関連して、3月11日のDN紙がソーシャル・ネットワークのスウェーデン会員数を下記のようにリストしている。
Bilddagboken 1,130,000
Facebook 1,100,000
Myspace 700,000 (スウェーデン語版あり)
Lunarstorm 490,000
Playahead 320,000
スウェーデンのメディアやブログ界では、変化の理由としてネットワークにもファッション性があり流動的であること、Jaiku, Twitter等のミクロブログやニッチなネットワークに移動しているのではないかというコメントが見られた。
私自身も中身を知るために米国大手のネットワークに登録したが、取っ掛かりが付けられず結局登録を削除した。自分の趣味や興味、立ち位置に合ったネットワークがやっぱり快いのではないか。ローカルなネットからグローバルな情報交換や共有ができれば一番いいような気がする。
追記 何が起こっているのだろうと考えていた矢先に出たあのブログ記事で一部納得した。参考スライド (The Future of Social Networks)。こちら(Comparison of leading SNS)も面白い。世界のSNS地図.
木曜日, 3月 13, 2008
水曜日, 3月 12, 2008
ノルウェー・テレビNRKがBitTorrentで番組配信
Ny Teknikの記事によると、ノルウェー・テレビのNRKがファイル共有技術BitTorrentを使って人気番組の配信を数週間前から行なっている。BitTorrentと聞くと大抵は海賊コピーを思い浮かべるが、技術そのものは違法ではなく、NRKは自前のシステムでオーバーロードになるより、ファイル共有技術で供給元を一元化した方が効率も良く安いと判断したようだ。
スウェーデンのSVTはインターネットTVで再放送する形式を取っているが、BitTorrentを利用することを考えに入れているとインタビューで担当者が答えている。
これまでの関連ブログ
スウェーデンのファイル共有論議(1)(2)
メディアの攻防(1)(2)
スウェーデンのインターネットTV
スウェーデンのSVTはインターネットTVで再放送する形式を取っているが、BitTorrentを利用することを考えに入れているとインタビューで担当者が答えている。
これまでの関連ブログ
スウェーデンのファイル共有論議(1)(2)
メディアの攻防(1)(2)
スウェーデンのインターネットTV
月曜日, 3月 03, 2008
スウェーデンのLibrary Loversキャンペーン

スウェーデン全国の図書館が会員になっている協会 (Svensk biblioteksförening)や作家、図書館司書の協会等が、国に8つの未来の図書館政策を提案するLibrary Loversキャンペーンを展開している。子供達の読書量が減っていることや、司書が配置された学校図書館が少ない、新しい技術の導入が必要だが資金がない、図書館の活動を見る統計資料がないなど、コミューン運営の図書館の危機感からか、他の北欧諸国と比べてスウェーデンに欠けている国家的な図書館政策を要求する、2010年の次回選挙までの大キャンペーンのようだ。8つの提案の要旨は下記の通り。
1.国家的な戦略、図書館の主な役割の定義付けや図書館法の評価
2.目標設定、図書館活動の追跡調査と評価
3.子どもと青少年の読書促進への取り組み
4.図書館サービスへのアクセスの改善
5.デジタル・サービスのための強力なインフラ
6.図書館分野の集中的な研究と質の向上
7.公的資金による研究結果の自由な入手
8.国家的図書館組織の設置
ホームページに北欧各国との比較レポートが載っている。
これまでの図書館関連のブログ
スウェーデンの図書館の活動 (1) (2)
日曜日, 3月 02, 2008
オンライン・デスクトップWidgetplus


Xindeskの名で開発していたウェブOSのCloudoについてはTechCrunchでも紹介されていたので、2月28日にオープンしたもう一つのプロジェクトWidgetplusのデモをちょっと覗いてみた。ComputerSwedenが「facebookに対抗するスウェーデン人達」というタイトルで、開発者の一人であるMikael Bergkvistのインタビュー記事を載せている。利用者が開発したアプリを、コミュ二ティー内で留めず、オープンにして自由に販売もできるという意味で、facebookとは違うことを言っているのだろう。
核となるのはオンライン上のファイル収納機能で、オープンなXMLデータベースを構築できる。さらにどんなブラウザでもWidgetアプリケーションを開発できる環境を提供している。提携先として、Widgetを配布しているWidgetboxや、flashメディアプレーヤdizzler, ビデオで学ぶSutree, オンラインショッピング・サイトが作れるGoBrandIt, お気に入りサイトをWidgetで見られるBittyブラウザ、オンライン・ファイル収納のiceboxed, グラフィック・デザインと写真のForceWebsなどが名を連ねている。別に技術的なことに特に興味があるわけではないが、どんどん便利になってゆくインターネットの今を見るのが面白い。
水曜日, 2月 20, 2008
月曜日, 2月 18, 2008
あえて独身のまま子どもを作るスウェーデン女性たち
2008年2月18日のDN紙に、敢えて独身のまま人工/体外受精をして子どもを作る女性達の興味深いレポートが載せられている。スウェーデンでは2005年の法改正によって、レスビアンカップルと不妊に悩む異性カップル間では、人工受精や体外受精によって子どもを作ることが許されているが、子どもには両親が必要と言うことから、独身女性が単身で人工/体外授精する事は出来ない。ただ養子を取る事は許されている。にもかかわらず35才から40歳前後の数百人のスウェーデン女性達が、許可されているフィンランドやデンマーク、或いはエストニアに出かけて治療を受け子どもを持っているという。子どもを作れる肉体的なタイムアウトまで、相手が見つからなかったり、仕事にかけていたり理由は様々だが、これらの女性達が2005年に親睦目的や法改正をアピールするためFemmisという組織を作っている。
この記事と同紙面に、コラムニストHenrik Brosが近年スウェーデン社会に吹荒れている「モラル自由主義の風」についてコメントを書いている。2002年から2006年にかけて伝統的なモラルがどのように人々の意識の中で変化したかをSCB(統計局)のグラフで示しているが、例えば同性愛者が養子を取ることに肯定的な人が11%増えたのに対し、中絶の権利を制限することはマイナス2%、家族の絆を強める事はマイナス5%、キリスト教的な価値が重要と考える人はマイナス9%、全てのポルノを禁止するのに賛成の人は15%減っている。独身女性が人工授精によって子どもを持つ事にしても、7政党の内5政党が肯定的な姿勢を見せているが、伝統的なモラルの価値を主張するキリスト教民生党は、有権者と波長を合わせたモダンな福祉社会を目指す政権政党の一員として難しい立場に追い込まれていると。
こんな記事を読むと夫婦や同棲カップルの間でも離婚が多く、シングルマザーが増えているのではないかと思って調べてみたが、離婚数は逆に減っていた。
この記事と同紙面に、コラムニストHenrik Brosが近年スウェーデン社会に吹荒れている「モラル自由主義の風」についてコメントを書いている。2002年から2006年にかけて伝統的なモラルがどのように人々の意識の中で変化したかをSCB(統計局)のグラフで示しているが、例えば同性愛者が養子を取ることに肯定的な人が11%増えたのに対し、中絶の権利を制限することはマイナス2%、家族の絆を強める事はマイナス5%、キリスト教的な価値が重要と考える人はマイナス9%、全てのポルノを禁止するのに賛成の人は15%減っている。独身女性が人工授精によって子どもを持つ事にしても、7政党の内5政党が肯定的な姿勢を見せているが、伝統的なモラルの価値を主張するキリスト教民生党は、有権者と波長を合わせたモダンな福祉社会を目指す政権政党の一員として難しい立場に追い込まれていると。
こんな記事を読むと夫婦や同棲カップルの間でも離婚が多く、シングルマザーが増えているのではないかと思って調べてみたが、離婚数は逆に減っていた。
土曜日, 2月 16, 2008
桐野夏生「Out」のスウェーデン語とノルウェー語訳

2008年2月16日のDN紙に桐野夏生の大きな写真入りで、「Out」のスウェーデン語訳(2007年)「FRI」が紹介されている。(ノルウェー語訳のタイトルは「UTE」、「グロテスク」のノルウェー語訳も出ている。)見出しは「女達が逆襲する」。記事の元になっているインタビューが実現するまでに、英語版の代理店、日本側の代理店を通し3ヶ月かかったらしい。日本の"feminist noir"と称されている作家は、Van Morrisonにコンタクトするのと同じくらい難しかったと。スウェーデンの本のブログBokhoraでも取り上げられており、衝撃的だが引き付けられている様子がうかがえる。静かなブームになりそうな予感。
水曜日, 2月 13, 2008
Tokyo Web 2.0

For those who are interested in what´s happening in Web2.0 world in Japan, I found a community in Tokyo. Check it out!
日曜日, 2月 10, 2008
ユーロヴィジョン・ソング・コンテスト北欧予選
EBU(EU放送連合)が毎年開催している欧州のミュージック・コンテストユーロヴィジョン・ソング・コンテストの北欧各国の前哨戦が開催されている。既にデンマーク (Simon Mathew "All Night Long") とノルウェー (Maria Haukaas Storeng "Hold on be strong") の代表が決定している。この後アイスランドが2月23日、フィンランドが3月1日、スウェーデンが3月15日に各国の代表選出コンテストでファイナリストを決める。
これまで北欧の代表が8回ユーロヴィジョン・ソング・コンテストで優勝している。
1974年 ABBA, Sweden
1984年 Herreys, Sweden
1985年 Bobbysocks, Norway
1991年 Carola, Sweden
1995年 Secret Garden, Norway
1999年 Charlotte Nilsson, Sweden
2000年 Olsen Brothers, Denmark
2006年 Lordi, Finland
各国のコンテストの情報は下記で、またYouTubeにもユーロヴィジョン・ソング・コンテストのチャンネルが設けられている。2008年のユーロヴィジョン・ソング・コンテストは、昨年の優勝者の国、セルビアのベオグラードで5月20-24日に行なわれる。欧州他、米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、インド、香港、韓国などでも放送される予定。
スウェーデン
ノルウェー
デンマーク
フィンランド
これまで北欧の代表が8回ユーロヴィジョン・ソング・コンテストで優勝している。
1974年 ABBA, Sweden
1984年 Herreys, Sweden
1985年 Bobbysocks, Norway
1991年 Carola, Sweden
1995年 Secret Garden, Norway
1999年 Charlotte Nilsson, Sweden
2000年 Olsen Brothers, Denmark
2006年 Lordi, Finland
各国のコンテストの情報は下記で、またYouTubeにもユーロヴィジョン・ソング・コンテストのチャンネルが設けられている。2008年のユーロヴィジョン・ソング・コンテストは、昨年の優勝者の国、セルビアのベオグラードで5月20-24日に行なわれる。欧州他、米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、インド、香港、韓国などでも放送される予定。
スウェーデン
ノルウェー
デンマーク
フィンランド
金曜日, 2月 08, 2008
スウェーデンのライブ・ストリーミング
若い人たちがTVを見なくなっているというレポートをよく目にする。米国の Stickam.com, justin.tv, Ustream.tv などでライブ・ストリーミングがいつでも見られるし、スウェーデンの場合TV番組は放映から1ヶ月間は放送局のインターネットサイトでビデオで再放送されているので、これも自分の都合に合わせて、ネット上で見ることができる。また主な新聞や雑誌のインターネットサイトで、WebbTVが導入されているし、MSNビデオやmyspacetv.comもあるのでTVを見ている暇がないのだろう。というか、ネットで事足りているのではないか。
スウェーデンのライブ・ストリーミング・サイトにはBambuser.comがあり、You Tubeのチャンネルにも一部アップロードされている。スウェーデンのYouTubeにあたるBubblare.seも、つい最近Bubblare Live!を始めた。Yahoo!Liveが開始されたばかりだが、Yahooはスウェーデンでは存在感が薄い。(GoogleやEniroなどが検索では主流で、上記のBubblareもEniroが所有している)先述のBambuserのユニークな点は、(ネットから携帯へのストリーミングではなく)アプリケーションをダウンロードすることで、携帯からネットに映像をストリーミングできることで、開設以来の経過が英語のブログで紹介されているので、興味のある方は、こちらへ。
関連ブログ記事
スウェーデンのインターネットTV
スウェーデンのライブ・ストリーミング・サイトにはBambuser.comがあり、You Tubeのチャンネルにも一部アップロードされている。スウェーデンのYouTubeにあたるBubblare.seも、つい最近Bubblare Live!を始めた。Yahoo!Liveが開始されたばかりだが、Yahooはスウェーデンでは存在感が薄い。(GoogleやEniroなどが検索では主流で、上記のBubblareもEniroが所有している)先述のBambuserのユニークな点は、(ネットから携帯へのストリーミングではなく)アプリケーションをダウンロードすることで、携帯からネットに映像をストリーミングできることで、開設以来の経過が英語のブログで紹介されているので、興味のある方は、こちらへ。
関連ブログ記事
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